水谷八重子 タワゴト

by funny-girly

張り合い。

今日も、1日が、あっと言う間に過ぎて行った。

何て、気が楽なんだろう。

風邪を引いて、チョッコト、熱を出して慌てたけれど、

インフルエンザではありませんからご安心をって。

自由を勝ち取った!

でも、まだ、かったるい。

節々が痛いような気もする。

あ〜〜あ、寝てて良いんだ。私は風邪引きの病人だ。

舞台が無いと、何て、自由なのだろう。

どんなに熱が出ていても、どんなに辛くても、

平気な顔をして、舞台を努めなければならない舞台人の性なのだけど。

絶不調の時に無理して、努めている舞台は、

お客さまに申し訳がなくって、申し訳がなくって、精神的に本当に辛い。


1月の三越劇場、華岡青洲の妻の後半がそうだった。

どうやっても、声が出ない。

振り絞れば振り絞るほど、ドンドンどんどん出なくなる。

思っている事の、1%もお客さまにお伝えすることが出来なかった。

共演者にも迷惑を随分掛けてしまった。

千穐楽を迎え、皆に謝りに謝った。

春猿さん、じゃない雪之丞さんを迎える大事な公演だったのに。

それが、終わって2日間、声に用がなくなった。


そして、3月、「石井好子先生を偲ぶ」コンサートの稽古に入った。

何故か? 何故か? 普通に唄う声が出た。

何の苦労もなく、楽に、出た!ウソのように、、、出たぁ!

無事に、7曲の音合わせが終わった。ルンルン。


そして、、、風邪を引いちゃった。でも、声は出る。

努める舞台は何にも無い。

悲しいことなのか。この場合、嬉しいことなのか、、、。

責任にがんじがらめにされている方が、

何だか性に合っている私って気がするんだけれど。。。

楽に、シャンソンのお稽古をする毎日を送っている。

裾野市、、、富士山の麓まで、聴きに来て下さいませんか?
# by funny-girly | 2017-02-24 00:29 | 音楽 | Comments(4)

有難うございました。

お疲れさまでした。

有難うございました。

まあ〜〜〜〜〜何とか無事に最後の一曲まで歌い終わりました。


私って、やることがメッチャクッチャ。

バレンタインデーだから、教会でって。

教会だから、アヴェマリアだって!

誰が唄うのよ! 私に唄える筈ない曲じゃない!

誰が決めたんでもない、自分で演出家にキッパリ言っていて!

アヴェマリア続きで、ラ・ノビア、、、唄った事なんか無いじゃない。


そりゃあ、足も震えますよね。
そうじゃなくても、外反母趾で酷いんだから。。。

ま、それも、ズーーズーーしく唄っちゃいました。

1955年がデビューだからって、50年代の映画音楽のアルバム出して、

出しっぱなしで、ちゃんと唄った事も無い所から2曲。

なかにし・礼と12人の女優の中からと、次の13人の女優の中からと

大ヒットしたなかにし先生の曲を2曲。

マッタク違ったアレンジにして、、、。気に入ってて。

しかしねぇ、当日、なかにし先生客席にお出でになるなんて、

思っても見なかったから、コンナに変えてって、

私と安部 潤さん怒られるんじゃないかと、又しても足ブル。

結構、楽しかったんですよ。

教会で真っ白な、アキバに行きそうな衣裳で、

「時には娼婦のように」と「北酒場」を唄うって。

二つとも男の歌。

「あたし」って云わないように気を付けて「ワタシ」って。
これはレコーディングの時になかにし先生にくれぐれも注意されたこと。

大好きな越路先輩に「わたし」って書いてあっても「あたし」って唄うんだよ。って、
言われて以来、あたしでいつも唄っているし、
新派の芝居では母が「あたし」と言いなさいって。
その時期が丁度、同じ頃だったので、「ATASHI」ってアルバム出したっけ。

でも、この二つの歌は「わたし」!
大丈夫、間違えなかった。

さあ、クイーンのボヘミアン・ラプソディーも男の歌。

訳詞は青井陽治先生。これは「ボク」だから大丈夫。

好きなんだ!何故か。メチャクチャ好きなんだわ。

抽象的な、訳の解らないところがあるけど、気分がメチャわかる!

ママー、、、人を殺した。
頭にガンを、、、引き金引いちゃった。
ママー、、、ボクの人生まだ始まったばかりなのに。。。

そして、なかにし先生の兵士の別れで終わっちゃった。
今年のヴァレンタイン。

みなさま、有り難うございました。

心の底から、御礼を申し上げます。
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# by funny-girly | 2017-02-16 18:44 | 音楽 | Comments(8)
音楽って素晴らしいな。

どんなイヤな事があっても、気持ち良い音楽が流れてくれると、

ポンと気持が切り替えられてしまう。

グッチャグチャに身も心も頭もストレスの塊になってしまっている時、

ピューーっと救ってくれるのが、気持良い音楽だ。

芝居は、中へ中へ入ってくる。

台詞の一つ一つが体内に、神経に、心の中に、

残っている場合が多い。

リアルを元にしている新派。リアル。日常。自然をアクまで基本としている新派。

すべてを出し切らず、ほどの良さを信条としている新派。


そこから、飛びたいって思うこともある。

だから、唄う。

決して上手くはないけれど、唄わないと居られなくなる。

日常、リアル、ではない表現方法、、、唄うと云う演じ方。

難しい。私には難しすぎる。でも、唄う!

お客さまにお目に掛かっていたいから。

お客さまと言う、正直な鏡に、自分を映して、こわごわ見ていたいから。

トンデモナイお役をお客さまに、押しつけている私なんです。

頑張って、冷たい荘厳な、教会のホールを、

私の溢れる情熱で、暖めて、熱して、会場の皆さまと大きなハグが出来れば、、、

なんてね!身の程知らずのことを思っております。

身の程知らずの曲が、、、何曲もございます。

今になって、、、あああ、、、怖いな、、、なんて感じております。

聖者・ヴァレンティヌスさま、イッパイの愛をお客さまと私にね。。。
# by funny-girly | 2017-02-12 10:20 | 音楽 | Comments(8)

チョコどころかいな。

テレビを見ても、

ネットのお薦め品も、

総てがヴァレンタイン。

総てがチョコレート。

見ているだけで、

胸焼けしてきそう。

いくら食いしん坊の私でも、

いくら甘味に逆らえない私でも、

ああ、もう良いよ。

グェッ・・・もう止めてぇ〜〜になる。


今の私は、チョコレートどころでは無い。

ヴァレンタインコンサートで胸がイッパイ。

初めての歌が数曲あるので必死。

今の私はヴェレンタイン=新曲。

またまた、私に不向きな曲を選んじゃった私。

初めてではないけれど、このアレンジ初めて!ってのが2,3曲。

6日のリハーサルに本番の気持で臨みます。


ねぇ、皆さん、稽古弁当何が良い?
  オットォ 脱線。
# by funny-girly | 2017-02-05 01:02 | 音楽 | Comments(8)
トンデモナイコトが起こりました。

笑うしかありません。

チラシ、フライヤってものは、

いつ? どこで? 誰が? 何を?

ってお知らせするモノですよね?

そう!そうなんですよ!

その為のモノなんですよね。


普通、松竹が「新派」のチラシ、フライヤを作る前に、
今度のこれで良いでしょうか?
文句はありませんか?

「イヤダワ、私の写真が小さすぎる」とか「名前が小さすぎる」
とか、ああでもないこうでもないって、みんなが言って決まって、
出来てくるんですが、、、、。

ライヴ、コンサート、自主公演「大つごもり」等は、
みんな、私の独断と偏見にお任せ状態で作ります。

ですから大切な共演者、ミュージシャンのお名前や、
プロフィールに凄く気を使います。

そして、少しでも人目に付く「色」「構成」を考えます。

今回のバレンタインコンサートは、衝動的にストライプにしちゃいました。
美容院の「愛子先生」がストライプの大きな前掛けをしていて、
その存在がビックリするほど、鮮やかだったモノですから!

そして、ピンクのハートで、って、長年、チラシを作ってくれている、
ロングランプラニングの榑松さんと、作りまして、、、
かなり人目を引き、前の「越路吹雪讃歌」とは別物が出来上がりました。

まきましたよ。イッパイ! お送りしましたわよ。イッパイ!
皆さん分かって下さいました。

さて、会場のルーテルホールがチラシを欲しいと言ってきて下さった。
お送りしました。
すぐに電話が掛かって来ました。ルーテルから。

「あのーー。水谷八重子さんのお名前が何処にも、無い!」

ッアッアッアッアッア・・・ホントォ・・・何処にも・・・無い!

探して見て見ますぅ?
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# by funny-girly | 2017-01-30 10:48 | 何でしょネ | Comments(7)
音楽っていいな。

楽しいな。

自分がへたって事も忘れて、私のための音楽に出逢う。

うーーん!

ステキ!

さてと、この中に私が入って、どう、溶け込んでゆけるのかしら、、、

不安になる。

私は、越路吹雪ではない。

決してない!

確立された、彼女だけの世界がある。

音楽は、彼女の歌の、魅力の引き立て役。

脇役。サポーター。

それらにかしずかれて、観客を魅了し尽くす。

凄い、物凄い事なんだ。

そこまでの個性。

魔法を持っている。

そけだけではない。決してない。

上手い! 歌手として実に繊細。完成されきっている。


さて、、、それじゃぁ、、、私は?

これから、頑張る!頑張りきります!

いつものドラマからかけ離れた選曲だけど、

きっと、仕上げて見せます!

我がモノにしてお目に掛けます!
(お耳に、、、って言い切れない弱い私)

ヴァレンタインデイの教会のホールで、

きっと、楽しいショーをお目に掛けます。

だって、安部 潤さん 素敵な音楽をくれたんだもの。
# by funny-girly | 2017-01-29 00:41 | 音楽 | Comments(9)
初春新派公演「華岡青洲の妻」

無事に千穐楽を迎えられました。

風邪も引かなかったのに、声のトラブルで、

苦しい公演でした。

久里子さんを初め、雪之丞さん、青洲さんの喜多村さん、

皆さんに支えられて(まあ私としたことが恥ずかしい)お陰さまで、

やっと千穐楽でした。

何だか、いつもと調子が違うよなぁ、、と思っていたら、

とんだ声患い、、、。

お客さまに、精一杯の於継を、、、と

思いながら、やっと迎えた千穐楽でした。

さあ、この「華岡青洲の妻」は9月の大阪公演まではオアズケ。
私も、舞台はオアズケ。

淋しい想いの千穐楽でしたが、

ノドの調子を整えながらのバレンタインのコンサート。

そして、その、リハはもう目の前。ぃぇ、ノドの前!

さぁ! 歌手に早変わり。

曲目を早くとの、音楽監督・大好きなピアニスト安部 潤さんからの催促。

ああ、お世話になったお客さまに、感謝しつつも、まだ、

お礼状をお出ししていない!どころか「年賀状」もまだぁ!!!

さあ、、、めげずに私、頑張ります!

不義理のだん、ひらにご容赦を。。。
# by funny-girly | 2017-01-24 03:20 | 雑文 | Comments(8)

謹賀新年

明けまして、おめでとう、ございます。

新年、、、ですねぇ。

どうか、新しい年が、きっと平和で無事でありますように。

秋の初めに雪が降ったり、真冬にTシャツで汗をかいたり、

そんなんじゃなく、美しい日本の四季に恵まれた良い年ですように、

そんな、贅沢を言わないで、ただただ災害のない、無事な年になりますようにと、

心から祈ります。心の奥底、心底から祈ります。

家内安全、商売繁盛、無病息災、etc,,,etc,,,


新派が一杯のお客さまで溢れますように、、、っと、これが1番かな?
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こんな時もあったんですね。
# by funny-girly | 2017-01-01 07:16 | 何でしょネ | Comments(8)

クシュン

えっ?

熱あるの?

寒くない?

大丈夫?

何て云いながら羽子板を抱えて、浅草の羽子板市に。

1月から新派に嫁に来て、市川春猿の名をかえて、河合雪之丞になる春猿さん、

熱っぽいお顔をしている。

そして、とうとう本日はお稽古お休みになった。

「嬉しいお休みだ!」って喜んだは良いが、

その日になって見ると、稽古の無いのが不安で不安で、落ち着かない。

目が覚めると一気にひとり台詞をさらってみるが、

夕方には、もう、すっかり忘れている気がする。

NCISを見ても駄目。CSIを見ても駄目。

早く、明日になって、稽古場に行きたくなった!

でも、でもぅ。。。風邪うつりたくないしぃ。

「のし、加恵さん、風邪だけは移さないでイタダカイテ、、、のし加恵さん」
# by funny-girly | 2016-12-22 02:17 | 何でしょネ | Comments(4)

あ!

ダメダメ。。。だめじゃの〜しぃ。

こんな、ブログってるヒマがあるかいし〜。

ああ、紀州弁って大好き!

でも、でも、でも、難しい。。。

相手の台詞に、思わず応えて喋り出したのはよいが、

着地が「のし」だったのか「よし」だったのか。。。

着地地点を見失って、、、、口ごもる。

ああ、ああ、ああ、ブログってる暇は無い。

堪忍していただかいて〜〜〜〜〜〜のし。
# by funny-girly | 2016-12-16 00:02 | 何でしょネ | Comments(2)
わーーーぃ。

いヤンなっちゃいますねぇ、、、なんせ速くって!

ドーシマショ、、、なんて、思っている内にぃ!

明日、「大つごもり」の幕が開く。

大つごもりってことは、大晦日ってことだからぁ、、、

今年も、もう終わっちゃうって事になる、、、。


今年の「大つごもり」は岩崎加根子先輩にまたまた、お力をお借りしている。

去年からずっと、お借りしっぱなしている。

岩崎先輩って、素敵な人だ。

毎日、歩いて俳優座にいらっしゃる。

実に、見事に、健康美である!

なりふり構わないって、これ又、美しい!

質素な(実はオシャレな)着物をふんわりとお召しになって、

マントをふんわり着こなして、、、大きなズタブクロに台本を入れて、

サッサッと歩いて稽古場にいらっしゃる。

私はっと、云うと、大騒ぎで人に荷物を押しつける。

だから岩崎先輩は実にスリムだ。無駄がない。

私は、、又又、冬に向かって脂肪分を蓄えたようだ。

ああ、明日からきっとダイエット成功させよう!

樋口一葉の原作を朗読なさる先輩と、島田雅彦現代語訳を読みながら、

二人が並んだら私はどんな巨人になって見えるだろうなどと云っている内に、

明日はもう初日!明後日はもう千穐楽!

兎も角も、明治の樋口一葉と、大正あたりに脚色なさった久保田万太郎、

平成、、、と云うには、かなり薹の立った現代語の私。

お客さまを「日本語」漬けにしてしまう2日間なのである。

定式幕色の可愛い「ノボリ」も出来てきた。

ほとんど初舞台の新派の新人、春本由香ちゃんを気遣ってくれる、俳優座の若手のお二人さん、

「芝居」って良いな、劇団って良いなってつくづく思う。
# by funny-girly | 2016-12-10 00:29 | 芝居 | Comments(2)

ガックリ

ひとつの山を越すと、まずは、ガックリと腑抜けになる。

腑抜けの後から、ああだったのかしら?こうだった方が?
と反省が、シクシクと胸を巣くって行く。

その次に、本格的なガックリがやって来る。

「ああ、私、、、何をすれば良いの? え? 何を」
と酷い時には寝たきりになったりもする。

「ワーーー勿体ない!」私は何処も悪くない。
それなのに? 寝たっきりを装うなんて!

いろいろと家族の方の事など、やりたいことが一杯あるのに、
身体が不自由になっていたり。
人の手を借りないと、何も出来ない状態になっていたり。
そう云う方もいらっしゃるのだ。

私は、、、違う。
だのに、何ももうやることが無くなっちゃったってな気分。

申し訳ない!
本当に申し訳がない!

五体満足、動ける身体、、、
何よりも生きている!
「命」がまだ、未だある!

うん!
まずは、12月の10日と11日の「大つごもり」を一人でも多くの方に、
ご覧頂いて、俳優座&新派のアンサンブルを楽しんで頂こう!

それと、同時に「初春新派公演」華岡青洲の妻の於継にならなくては!

来年の新派公演は、どうやら、この1月しかないみたいなのですもの。
# by funny-girly | 2016-11-25 17:44 | 何でしょネ | Comments(2)
 ああ、とうとうこの日が来てしまった。

ヤマハホールでの「越路吹雪讃歌」を2日間も頑張ってしまって、
その時には、きっと、すぐさまアメリカ製の歌が唄いたくなるぞ、なんて思って。

16才でデビューした時から、なんだかんだと面倒を見て頂いている、
ジャズの大御所・前田憲男さん、、、ノブチントリオのスケジュールは?

11月の14日なら!
うん。唄いたい!
って、、、私ったら全く持ってお気楽オバカ。

こんなに早くに日にちが経つなんて。

あああああ〜〜〜もう!明日なんだ!

お客さま、いらして下さるのかな?

私、英語、発音出来るのかな?

今頃、不安におののいて、、、。

でも、優しい荒川康男さんのベースが鼓動を打ってくれる。

威勢の良い猪俣 猛さんのドラムスが景気を付けてくれる。

ノブチン前田さんの10本の指がオーケストラ以上の音楽をくれたり、
そっと優しく私のつたない唄を支えてくれる。

うん!もう!心配止めた!
楽しもう!って決めた!

だって、この中に入ったら、私は八重子さんじゃないんだもの。
「良重」なんだもの。

1曲目の出だしの歌詞だって、
「恋のささやきも、愛のまなざしも、なんにも知らないの、、、
今夜、おしえて、、、」って云うんだもの。

どうぞ、よろしくお願い致します。
# by funny-girly | 2016-11-13 23:33 | 音楽 | Comments(2)

深川唄

岩谷時子先生。

頂きました新派の名作10作品中、9作品まで書き留めて参りました。
残ったのが、川口松太郎先生の名作「風流深川唄」

私、良重から八重子になります時に、尾上菊五郎さんがゲストで長蔵をやって下さいました。
お父っあんには菅原謙次さん、文字力には山田五十鈴先生って豪華版でした。
菊五郎さんのステキだったことと云ったら、、、。



父さん母さん 心の優しい人で
人を助けて 破産の憂き目をみたの
誰でも人には云えない 苦労があるわ
それでも私は くよくよしないのよ

一つ屋根の下に 好いた男がいるもの
店中の噂よ みんな知ってる
包丁一つ 持たせたら
誰にも負けない 料理人
無口だけれど あの人も私が好きよ


深川生まれで 深川育ちの私
百年つづいた しにせの料理屋だけど
あの人いるから 貧乏したっていいの
ところが おかしな男がやってきた

ぼくの妻になればすぐに救ってやろうと
断るわ 二人の愛は変わらない
月日がすぎて 私たち
場末に のれん出しました
私も彼も元気です 幸せだもの


、、、、岩谷先生、、、誰に知られ無くっても、
この10作品は、私の宝です。
、、、ライヴで、、、密かに、、、ほそぼそとでも唄い続けます。
# by funny-girly | 2016-10-30 12:27 | 音楽 | Comments(2)

ながい別れ

今日は岩谷時子先生の祥月命日、、、でした。

ヤマハホールで越路吹雪讃歌をやっているので、
今日だけは歌詞を間違えちゃいけないって、
心して、くり返し歌詞を確かめて、出て行きました。
今回、初めて唄う「一寸おたずねします」と「愛の幕切れ」
2曲は譜面台に。後は自信を持って楽屋に置いて行きました。

1曲目の歌い慣れた「パリ野郎」1番を2度唄ってしまった!
「ご免なさい。間違えました、やり直させて下さい」と、
頭から歌い直したら、、、又ダメ!3回やり直してしまいました。

岩谷先生ご免なさい。
先生が新派の「日本橋」を作詞して下さったのを、
ここに認めさせて頂きつつ、心からのお詫びを申し上げます。


あなたの名前の おとなりへ
おなじく妻と 書いてよ
可愛いことを云う 女人(ひと)はどこへ
一石橋 おぼろ夜が
ながい別れの 始まりか
心の傷あと 責められて
泣いて帰った あの女人の あの女人の
いとしい人は 旅に出た旅に出た

1日あなたの 来ない日は 人すじ髪が ぬけますと
可愛いことを云う 女人はどこへ
三月三日淡雪の
雛の祭に みた夢か
旅から帰った 火事の晩
恋に狂った あの女人は 女人は
くすりをのんで 死にました死にました

。。。曲も劇的な楽曲です。
難しい歌です。泉鏡花先生の不思議な世界の不思議な歌です。
上手に歌うことが出来たらと思います。
いつか、きっといつか、上手に、、、
この「女人」の「お孝」が唄えたらと思います。岩谷先生。
# by funny-girly | 2016-10-26 03:05 | 音楽 | Comments(4)

渡ればこその橋だから

滝の白糸より。

(ソフトなボサノバの調子でお読み下さいませ。)

台詞「訳も何もありゃしません。只お前さんに 仕送りがしてみたいのさ。
私も酔興(すいきょう)だから、そっちも酔興に1番受けて下さいな。
ねぇ欣さん、何も考える事は ないじゃありませんか」

渡ればこその 橋だから
どうぞ渡って 東京へ
「他人じゃない」の一と言を
頼りに生きて生きましょう

ちりめん浴衣の 素肌が冷えて
もう川風は 秋だけど
冬がすぎれば 春が来て
また水芸の 夜が明ける

台詞「御免下さいまし。そうでしたか、欣弥さんは御出世なすって、、、金沢へ」

浮き世は流れ 水のよう
誰に明日が わかろうか
いのちを削り 今はもう
思いを残す ものはない

月のあかりに つい浮かされて
はかない夢を みた私
あなただけには 素直になっても
もう渡れない 卯辰橋

(いろいろな方が欣弥をなさって下さいました。皆さんどなたも素敵な欣弥さんでした)
# by funny-girly | 2016-10-20 11:43 | 音楽 | Comments(2)

幸せってなにさ

新派
川口松太郎作 「鶴八鶴次郎」より

幸せって なにさ
自分の心が 決めるものだろうさ
あんたと別れて お嫁に行った
私の暮らしが 幸せと
どうして勝手に きめるのさ

折角逢えた あんたと私
焼けぼっ杭に 火をつけたいのに
ああじれったい じれったい
ヘマなあんたにゃ 女がわからない


あんたなんか 馬鹿よ
生まれた時から 私しゃ芸人さ
堅気の女房で おさまるよりも
楽屋の喧嘩に 血がさわぐ
あんたも芸人 わかるはず

折角よりを 戻したいのに
いすかの嘴(はし)の食いちがい なんて
ああ情けない 情けない
ドジなあんたは 女を知らないね


折角よりを 戻したいのに
いすかの嘴(はし)の食いちがい なんて
ああ情けない 情けない
ドジなあんたは 女を知らないね

波乃久里子さんの弟さんと鶴八をやらせて頂けたのは、
私の宝物です。
岩谷先生の、この、幸せってなにさ、、、、
この歌詞を頂けて、鶴八を演じられたのって、
最高の「幸せ」って思います。
# by funny-girly | 2016-10-16 20:01 | 音楽 | Comments(6)

女には恋

岩谷時子先生の「自選百詞集」に励まされて、
もうひと作品、書いておこう。

金色夜叉より、、、女には恋


あんなに青い空が ここにあるというのに
愛しながら 人は別れる

あんなに青い空が ここにあるというのに
親がきめた道へ 女は追われてゆくの

許してお願い あなたを傷つけて
どうして明日が 幸せでしょう

夜毎に 漁火もえて 私は胸が痛い

もう返らない 美しい青春(はる)
色あせた夢 女には恋だけよ


あんなに青い海が ここにあるというのに
思い出せば つらいことだけ

あんなに青い海が ここにあるというのに
あたし達が帰る港は どこにあるの

あなたを裏切り 運命(さだめ)に流されて
今では つめたい男の妻よ

毎日 あなたを想い
死んで 行くのでしょうね


許してお願い 私を哀れだと
死んだら 一と言 云って下さい

愛され愛した 若い二人はどこへ行った
もう返らない 美しい青春

色あせた夢 女には恋だけよ
もう返らない 美しい青春
色あせた夢 女には恋だけよ


私が唄うには勿体ない美しい曲です。
名人、萩田さんのアレンジの美しさ、、、
中村泰二さんのヒョッとして「夜間飛行」を越えるかも知れない曲。

金色夜叉をこれほど美しく作って下さるとは!
# by funny-girly | 2016-10-16 03:00 | 音楽 | Comments(5)
水谷良重さんで新派の名作を歌にする企画が出たとき、台本を貸して下さったのは母上の水谷八重子さんだった。
吹込みの頃、お二人は国立劇場に出演中で、私はレコード会社の人と、いつも楽屋の外に置いた車の中で彼女を待っていた。
舞台を終えた良重さんが車に乗ると、かならず八重子さんが送ってこられ、車の窓に向かって「良、しっかりやっておいで」と、声をかけられた。車が走り出したあとも楽屋口の薄明かりのなかに立っておられた。ほっそりとした姿と、あの声が忘れられない。


岩谷時子先生の「自薦百詞集・人生はすぎゆく」の中に小さい文字で書かれている。

第七章 水谷八重子さんを偲んで

と、ある。
そこには、私が新派を唄った10作品が収められている。

私は私のためにだけ、書いて下さったんだと思い込んでいた。
でも、岩谷先生も、母の方の国に住んでいらした方なんだって、やっと気が付いた。
良重のようなガサツ者の世界とは違う静かな尊い方々の世界の方に。

それでも、この10作品は、越路吹雪大先輩の為でもない。
加山雄三さんの為でもない。ピーナッツの為でも勿論無い。
新派の私、新派と水谷良重に書いて下さったものに違いないのだ。

やっぱり、このブログにしっかり書き留めておこう。

「私はいけない女でしょうか」明治一代女より

あなたを見るのも 今日かぎりです
灯りの下で お顔みせてね
女の意気地は 通したけれど
恋路は ここで行き止まり
浜町河岸の 小舟に身をよせて
私の恋は 波にゆれます
どうしましょう わからない
私はいけない女でしょうか あなた

人目がなければ 抱きしめられて
くちづけしたい 今日のお別れ
あなたの背中へ 好き好き好きと
小指で残す 紅のあと
もうすぐ春ね お身体大切に
私の夢を 生きて下さい
涙でもう 見えません
私はいけない女でしょうか あなた

197ページに書かれている。

ヒットさせられなくてご免なさい先生。
でも頑張ってCDにいたしましたよ。
# by funny-girly | 2016-10-10 13:16 | Comments(5)

たんと有難う

この頃、まず新派の舞台に掛からない「白鷺」と云う、
泉鏡花先生のお芝居。

たしか、母が尾上辰之助さんと、国立劇場で演ったのが、
たぶん最後。

岩谷時子先生の歌詞と中村泰士先生の素晴らしい楽曲です。
        「たんと有難う」

ごきげんよう あなた
いい思い出を たんと有難う
潮に追われた 鴎のように
あたしは空へ 帰ります

たった一人は 淋しいけれど
心はあなたに
あずけていたから
怖くはないあたし 怖くはないあたし


泣かないでね  あなた
なぜ私たち   わるさしないのに
ながい別れが  来たのでしょうか
しあわせ薄い  性なのね

あなた残して  あたしは逝きます
大事な身体よ
悲しみ忘れて
お仕事してあなた  お仕事してあなた


私、大好きですこの歌。
芝居は、、、今ひとつ判りにくかったような。
ネ、ですから、いつか唄ってみようと思います。

「たんと、、、有難う」優しい言葉ですね。
今なら「メッチャ有難う」「チョーーー感謝」ってな所でしょうか。
# by funny-girly | 2016-09-05 10:30 | Comments(4)