2012年 02月 27日
不思議な一日
最初から不思議な予定のある日ではなかった。
穏やか〜な、寒〜い、平凡な冬の一日のはずだった。
あ、東京マラソンを除いては。
別にマラソンだなんて、あんな、過酷な、苦しいモノに興味すらなかったし、、、。
な〜んの予定もない寝て曜日だった。
元ダービージョッキーの柴田政人調教師から携帯に電話。
今度の日曜日、3レースに出すから、、、って!
ああー除外除外って除外されて中々出られないってお話しを聞いていたので
出られるって事だけでも運が良い!
と、喜んだのは、ほんの束の間。
すぐにいつもの、心配性ママにすぐ変身。
こんなに寒いのに、馬場が凍ってないかしら。
抉れた穴に脚を取られたら?と、心配の種は尽きない。
「少し体重も絞れたし、、、」との調教師さんのお言葉。
デビュー戦は532キロもあった、、、けど、、今日は?
なに?「−4」キロ、、、私が二日で増減する目方!
何着でも良い、無事だったんなら、もう、それだけでもう、良い。
ガッシャンとゲートが開いた。無事に飛び出した。
、、、こうして、やっと、我が子の走る姿を生で見られるようになった私なのだ。
今まではガッシャーンの音と共に目を瞑ってしまう。
胸は早鐘のよう。
口の中では何故か学校で覚えた「めでたし成長満ち見てるマリア」を
ゴール過ぎるまで唱え続けるのだ。
と、、、まあ、、最終的に、2頭ばかり追い抜いた。
寒空を懸命に走る人間さまを避けて、、、国技館にやっと間に合った。
お相撲大好き人間の私が、国技館に入るのは、これで二度目。
初めて来た時は、、、三平さんの襲名だった。
今日の国技館は、、、!!!!!!!!!。
5000人の大合唱のベートーベンの第九。
とても無理と諦めていたのに、お席を取って頂いて、、、
国技館を埋め尽くす、真っ白なブラウスの女性陣。
その真ん中を埋める真っ黒な男性陣。
ただただ、圧倒される。
いよいよクラシックオンチの私でも知ってるメロディーが。
続いて5000人のコーラスが、、、
その迫力!何とも形容出来ない迫力。
頭の先から足の先まで、一気に剥き身にされたような鳥肌が立つ。
その中から、テノールの吉田浩之先生のお声が、
天からの声のように突き抜けて、、、いや、、もっと、甘くって滑らかで。
完全に5000人を引っ張っていらした。
不思議な一日だった。
余りに違う一日だった。
一日経った今では、、、昨夜、何か夢を見たのかも、、、って感じ。
不思議な素敵な一日を、神さま、本当に有り難う。
我が子パルジョーイよ。頑張って、10キロお揃いに痩せようね。
懐かしのスター「ハイセーコー」の銅像
昔、テレビで、誰かがこの第九を、
なんと、水前寺清子さんの「いっぽんどっこの唄」の歌詞で唄ったんですよ。
インパクト強くてねぇ。
♪ボロハキーテテモ、ココロハァニシキって聞こえちゃうんですよ。
by funny-girly
| 2012-02-27 20:33