人さまのお猫さま

青葉台のとあるマンションに住む友人の作家の先生。
猫は好きだけれど、家にいられるのは駄目。
したがって、庭にはかなりの数の野良が。

たぶん、前に住んでいた外人さんが、
そのまま置いて帰国してしまったんだろうって云う真っ白い猫が表のお庭に。
裏の庭には、何処からか入り込んだらしい茶トラの野良が、、、。
色と茶色と混ざった混血児が次々産まれる。

そりゃそうだ。
「子孫、残さなくては」の本能で庭はいつの間にやら産室に。

「先生、ご飯を上げる以上責任がある。捕まえて不妊手術を」
「自然の生き物になんでそんな乱暴なコトするの!」と作家は怒る。

「ルールなんです。ご飯を上げて飼う以上、外には出さない」
「作家は家で仕事する。猫がいたら書けない」
「捨て猫するのと同じなんですよ」
「捨てるんじゃない!ご飯は上げる」
と、、、切りのない会話が続いた。

解る!先生の云う事は、良く解る。
自然のまま、お腹が空いたら帰っておいで。
雨が降ったらベランダの犬小屋にお入り。

「1ッ匹捕まえたよ。渡すから頼む」と、手のひらに乗る灰色の仔猫を渡された。
仔猫の背中がビミョーに動いている。
蚤の集団だった。獣医さんは綺麗に綺麗にしてくれて、
猫の女神様、コトリチャンこと、真園ありすさんが引き取った。

素晴らしいパーカッショニストの中島オバヲさんの愛猫モモちゃんが死んだ。
こよなく愛していたモモちゃんだったから、悲嘆に暮れていた。
灰色だった仔猫はコトリチャンのところで真っ白な美しい猫になっていた。

写真を見るなりオバヲさんご夫婦は気に入った。
貰われて行って、桃ではなく、梅と名付けられた。
奥さんの方に懐いている、、と云うこと意外不満はないようだ。

「梅チ、元気?」
これまた、ついっぷるフォトですぐに逢える。

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梅チです。よろしく。
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ブルーのお目々がチャームポイント。

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お願いだから、オバヲさんのお髭のスリスリ許して上げて。

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青葉台生まれの真っ白ネコチャン。旦那さまは愛を込めて「梅チ」と云う。
by funny-girly | 2012-03-27 22:15

水谷八重子 タワゴト

by funny-girly
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