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ないしょばなし

funnygirl.exblog.jp

水谷八重子 タワゴト

嬉しい

小さな小さな三越劇場の幕が上がると、誰もいない舞台。
客席から、いわゆる、、、ジワが来る。ジワって、待ってました!って歓声ではない。
「わー〜〜〜」じんわり「良いわね」って感じのお客さまの雰囲気だ。
何たってそれが嬉しい。
古川雅之、北内隆志、両氏の美術、照明が、私達に生活のオウチを作ってくれた。
そして、新派文芸部の斎藤雅文氏によって作られた私達登場人物が次々、生活の場所オウチに帰ってくる。本当に帰ってくるって云う感じなのだ。
音響効果も、99パーセントが生身の役者が、袖で生でやっている。
2階の宴会のどんちゃん騒ぎも、狭い舞台裏で大勢で熱演している。それをマイクで拾って、タッパの低い天井に仕込んだ、小さなスピーカーから舞台に流す。
効果、内藤博司氏のご苦労が支えている。新派の邦楽音調部、堅田喜三代氏が生の三味線で頑張っている。
小さな小さな三越劇場の楽屋に、劇団員32人ひしめき合って入っている。嬉しい。
空間を埋めてくれる小道具さん、何が大切なのかを一番解っている人だ。嬉しい。

朝日新聞、読売新聞、東京新聞、スポニチ、日経新聞と劇評が出た。

まず、作品、舞台、誰が上手いの下手なのではなく、作品とそこに生きた役者を認めて下さる嬉しい評ばかりだ。

北條秀司先生が「フフフ、、、」って、笑って見下ろしていらっしゃる、、、って、そんな気がしてならない。

家族って良いな、、、ってつくずく思う。同じ釜のメシを食う家族。劇団って家族の嬉しさ、愛おしさに、疲れた身体を家に運んだ途端に、すぐまた劇場の家族に会いに行きたくなってしまう。そんな時が、役者にとって一番幸せな時なんだと思う。

昭和27年が舞台のこの作品、、、、当時、私は、、、まだ、、13才。
何の苦労も知らずに、のうのうと過ごしていたけれど、母はどんな思いで私を見ていたことか。この芝居を通して、、、この役を通して、、、急に母が懐かしく、恋しくなっちゃったのも、とってもヘンだけれど、、、、これも、嬉しい。
by funny-girly | 2008-01-17 01:02 | 芝居 | Comments(1)
Commented by pretty-bacchus at 2008-01-17 02:39
日曜日に6人でうかがいます〜〜〜〜。