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ないしょばなし

funnygirl.exblog.jp

水谷八重子 タワゴト

2017年 06月 08日 ( 1 )

とうとう、梅雨入りしましたね。

鬱陶しいけれど、日本の夏の前哨戦。

、、、にしては激しい雷さまの幕開けでしたね。

頼みます。ね? 日本らしく、淑やかに、

シトシトと「ああ、梅雨なんだな」って思わせて下さいネ。

決して,ココは南洋、思い知ったか、このスコールを! なんての止めて下さいネ。

母は、こんなに南国風に代わった梅雨を知らずに逝きました。

母は、観客の前では、沈着冷静でしたけれど、

怖い天気がダイッキライでした。

台風が来てて、ドシャーっと降って、ゴロゴロドッシャーン!!

「みんな危ないからね、今日はお稽古中止にしましょう」

恐がりって事では,私以上だったかも知れません。

又は母、メンドクサガリヤで、パンタロンのまま、明治の芸者の稽古してました。

だから、私も、Gパンで芸者の稽古したんです。

怒りましたね,彼女!怒られましたね、私!

母、いわく「私はこの芝居の着物を着慣れているからいいの!」

「あなたは、着慣れていないじゃないの。ちゃんと着て稽古なさい!」


お稽古着は自前の着物です。

母の相手役の一番多かった吉右衛門さん、映画の女優さんとの稽古で着物着たら、

熱の入りすぎた,真面目な彼女、必死のチカラで「行かないで!」と。

止める時、夢中で吉右衛門さんにすがって、すがって、浴衣ビリビリ。

この分では20枚ほど浴衣が駄目になると翌日、水谷八重子風にGパンにしちゃった。

その女優さん、意地悪されたってお思いになってしまって、、、。

母は、とんだところで罪作り。

ずーっと後になって聞いてみたんです。母と同じ考えだったのよね?

「うん。着慣れてるもン着物。それに稽古する度、破いてるんじゃ大変だもの」

母の恋人役の一番多かった吉右衛門さん。母とは39才もお年が離れていたんです。
by funny-girly | 2017-06-08 02:30 | 芝居 | Comments(6)