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ないしょばなし

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水谷八重子 タワゴト

カテゴリ:芝居( 49 )

初代・八重子讃歌

知られていない母の日常を、面白可笑しく語ろうと、

思って始めたこの企画、調べて行く内に、

そんな人ではないと云う事が、解って来ました。


娘だからと言って、軽々しく扱うべき人ではないとギャフンです。

それほど「母・八重子」は日本の近代史の人でした。

私みたいなのを産んじゃったのが、間違いだっかのかも。


でも、誰でもない。 八重子は八重子しかいなかったのです。


どんなに芸を勉強したにしても、見守ったにしても、違うんです。

初代・八重子は、たった一人しかいない!

彼女の舞台を再現出来る人は居ない

鶴八鶴次郎の台詞ではないけれど、

「あの世から、おっかさんを連れてくるしかない」

その通りです。

ですから。このブログも、普段の娘に、美味しいモノを取られちゃった話とかに

しておきましょう、、、。

7月四日をお楽しみに、、、、。ネ
by funny-girly | 2017-06-15 03:29 | 芝居 | Comments(4)
とうとう、梅雨入りしましたね。

鬱陶しいけれど、日本の夏の前哨戦。

、、、にしては激しい雷さまの幕開けでしたね。

頼みます。ね? 日本らしく、淑やかに、

シトシトと「ああ、梅雨なんだな」って思わせて下さいネ。

決して,ココは南洋、思い知ったか、このスコールを! なんての止めて下さいネ。

母は、こんなに南国風に代わった梅雨を知らずに逝きました。

母は、観客の前では、沈着冷静でしたけれど、

怖い天気がダイッキライでした。

台風が来てて、ドシャーっと降って、ゴロゴロドッシャーン!!

「みんな危ないからね、今日はお稽古中止にしましょう」

恐がりって事では,私以上だったかも知れません。

又は母、メンドクサガリヤで、パンタロンのまま、明治の芸者の稽古してました。

だから、私も、Gパンで芸者の稽古したんです。

怒りましたね,彼女!怒られましたね、私!

母、いわく「私はこの芝居の着物を着慣れているからいいの!」

「あなたは、着慣れていないじゃないの。ちゃんと着て稽古なさい!」


お稽古着は自前の着物です。

母の相手役の一番多かった吉右衛門さん、映画の女優さんとの稽古で着物着たら、

熱の入りすぎた,真面目な彼女、必死のチカラで「行かないで!」と。

止める時、夢中で吉右衛門さんにすがって、すがって、浴衣ビリビリ。

この分では20枚ほど浴衣が駄目になると翌日、水谷八重子風にGパンにしちゃった。

その女優さん、意地悪されたってお思いになってしまって、、、。

母は、とんだところで罪作り。

ずーっと後になって聞いてみたんです。母と同じ考えだったのよね?

「うん。着慣れてるもン着物。それに稽古する度、破いてるんじゃ大変だもの」

母の恋人役の一番多かった吉右衛門さん。母とは39才もお年が離れていたんです。
by funny-girly | 2017-06-08 02:30 | 芝居 | Comments(6)
いよいよです。

ドキドキを通り越して、

ブルブルです。

そんな想いをするなら、

そんなに自信がないなら、

止めて逃げてしまえば良いのに。

最初から遣らなければよいのに。

でもね、出来上がった台本を見ると、

ひょっとして、これが、私の役目なのかなと、、、

明治に生まれて、

大正に育って、

昭和に生きた母、水谷八重子と云う、

希有な女優を、伝える事が娘に産まれ、

同じ(もっと楽な)道を歩いた私の役目かな?

語りきれない母の人生です。

産んでくれた翌日、誕生日の翌日、

シッカリ母を伝えなくては!


5月は、,母の日。

又も日曜で、翌日、もう一度、再演致します。

落ち着いて、、、その時こそ落ち着いて、

母を語り伝えなくてはと、

余計、ドキドキしている私で、、、

イヤーお恥ずかしい限りです。
by funny-girly | 2017-04-17 01:01 | 芝居 | Comments(3)
わーーーぃ。

いヤンなっちゃいますねぇ、、、なんせ速くって!

ドーシマショ、、、なんて、思っている内にぃ!

明日、「大つごもり」の幕が開く。

大つごもりってことは、大晦日ってことだからぁ、、、

今年も、もう終わっちゃうって事になる、、、。


今年の「大つごもり」は岩崎加根子先輩にまたまた、お力をお借りしている。

去年からずっと、お借りしっぱなしている。

岩崎先輩って、素敵な人だ。

毎日、歩いて俳優座にいらっしゃる。

実に、見事に、健康美である!

なりふり構わないって、これ又、美しい!

質素な(実はオシャレな)着物をふんわりとお召しになって、

マントをふんわり着こなして、、、大きなズタブクロに台本を入れて、

サッサッと歩いて稽古場にいらっしゃる。

私はっと、云うと、大騒ぎで人に荷物を押しつける。

だから岩崎先輩は実にスリムだ。無駄がない。

私は、、又又、冬に向かって脂肪分を蓄えたようだ。

ああ、明日からきっとダイエット成功させよう!

樋口一葉の原作を朗読なさる先輩と、島田雅彦現代語訳を読みながら、

二人が並んだら私はどんな巨人になって見えるだろうなどと云っている内に、

明日はもう初日!明後日はもう千穐楽!

兎も角も、明治の樋口一葉と、大正あたりに脚色なさった久保田万太郎、

平成、、、と云うには、かなり薹の立った現代語の私。

お客さまを「日本語」漬けにしてしまう2日間なのである。

定式幕色の可愛い「ノボリ」も出来てきた。

ほとんど初舞台の新派の新人、春本由香ちゃんを気遣ってくれる、俳優座の若手のお二人さん、

「芝居」って良いな、劇団って良いなってつくづく思う。
by funny-girly | 2016-12-10 00:29 | 芝居 | Comments(2)
私、結構、図々しく、平気の平左、開き直りで、
今まで芝居をやって来たように思う。
ビデオの類も見なかった。

それが、何だかこの頃、劇団、、、と云う物が大切で大切で、大事に感じられて。

勿論、新派、、、と云う劇団が愛おしくて堪らないのだか、
それと同じに、伝統、個性を持つ劇団の意味が、
いい年してやっと解って来たように思う。

東の新派。西の新喜劇。

その新喜劇からお声がかかった。
今までなら、ちょっと親戚の家に行ってくるわ、、、位に感じていたのに。

藤山寛美二十七回忌追善〜祖父藤山寛美から孫へ、、、凄い公演。

新喜劇の寛美先生、お得意の芝居4本。
総て、20代の藤山扇治郎さんが若さとエネルギーに溢れて努める。

その中に、客演する私。
ゲストって、ゲストはゲスト。自分なりにパーッとやれば良い、、、
なんて、この場合、大きな間違い。
達者な方々が、新喜劇流にお勤めになっていらしたお役。
同じように努めなくては申し訳ない。って、頑なにそう思った。

ビデオを貰って見まくりました。
ああ、私はこんな風には出来ない。ってしぼんじまった私だ。
大阪弁、、、ってハンデは大きい。
劇団の人達はみんなメチャ優しいから、大丈夫大丈夫って云って下さるが、
大丈夫でないことは自分で良く分かっていた。

「はるかなり道頓堀」は泣かせて笑わせる、名作だ。
名作だ!って持った途端に、凹んじゃう。

前になさっていらした大津嶺子先輩は物凄いテンポだ。
チャッチャとした芝居茶屋の女将さんだ。

ひと月、コンプレックスの塊だった私のHPにお便りを頂いた。

昨日演舞場を拝見しました。なんて温かいお芝居。
最後のシーンが道頓堀でなかったら、新派の演目と思ってしまいそうです。
舞台の要を八重子さんが務めて下さったからだと思います。
ほんの少し馴染みきれない大阪のお芝居を、新橋演舞場のお芝居にして、
客席をグイッと引っ張って下さったのが八重子さんです。
観客のハートのつかみかた、舞台での品格の高さは他の方に追随できるものではございません。
八重子さんの存在あってこそ、私たちは大阪の芝居町の灯りを素直に感じることが出来ました。
本当にいい舞台を観ることができました。
それでもやっぱり道頓堀ではなく、日本橋が、佃が恋しくなってしまいます。
もっともっと新派が見たいです。
今は九月の深川と湯島が楽しみでなりません。
どうかお身体をお大切に。今月もいいお芝居が観られて幸せでした。
ありがとうございました。

有り難うございました。本当に有り難うございました。
こう云う方がいらして下さって、役者は自殺せずに済むのでしょう。

新喜劇の皆さん、大阪の新派の親類でいて下さいませね。
大阪を、道頓堀を守っていらっしゃるように、
新派も、お江戸の風景を、風俗を風習を守って参ります。
by funny-girly | 2016-07-29 15:13 | 芝居 | Comments(7)
大阪、道頓堀の芝居茶屋から、お暇がでました。

昨日、新橋演舞場での藤山寛美二十七回忌、七夕公演が終わりました。

素敵な公演でした。

あのオモロイ渋谷天外さんが、いつの間にか、

大きな、頼りがいのある、良い座頭さんになって、

藤山先生のお孫さん、藤山扇治郎さんの素晴らしいPTAになっておられました。

先輩後輩、ハッキリしつつ皆が一致団結。

劇団員、お揃いの団服を持ち、勿論男性は紋付き袴を持ち、

ご挨拶口上の時に、全員が揃うと云うのが羨ましかったです。

昔は新派も豪華な団服をもっておりましたが、、、。

ま、そんな、こんなで、ゲストのお勤めを果たせたのかどうかは、

分かりませんが、大阪の新派の親戚は、これで大阪にお帰りになります。

偉大な藤山寛美先生に「本家、本家」と仰有って頂いた新派、

9月公演では「本家」に相応しい、良い芝居を、

しっかりお見せ出来ますように頑張りたいと思います。


頑張りたいと(思います)って運動選手の皆さんが仰有るたびに、
(思う)だけなら誰だって思うよ!って思ってたんですが、
ああ、ハッキリ勝敗の付くアスリート。
どんなに頑張っても相手のあること、、、当然な発言、と、
思うようになりました。
役者はそうじゃない!はっきり申します。

9月演舞場公演、松竹座公演、目一杯頑張ります!
by funny-girly | 2016-07-25 12:42 | 芝居 | Comments(3)
初めて共演させて頂いた、お二人の美女!

浅丘ルリ子さん、山本陽子さんと楽しい公演でございました。

ビックリするほどお二人と親しくさせて頂いて、
何だか昔からご一緒していたような錯覚さえおきました。

35キロのルリ子さんの力の強さにビックリ。
ハイタッチすると、あの細い指が、刺さるのではないかって思うほど、
力強くて、けっこう痛い。。。

稽古の時に、気を付けないと私、壊して終うのではって思ってたけど、
身体はメチャクチャに柔らかくって、ジムをサボってた私は、
「お見それしました、ごめんなさい」 でした。

陽子さんは、けっこう食いしんぼさんみたいで、楽しい。
私がお酒が飲めたら、意気投合するんだろうけれど、飲めない私でごめん。

楽しい公演もアッと思う間に、終わってしまいまして、
ただ今、日本香堂さんの巡業です。
この公演では初めての新作「愛のお荷物」で、、、
頑張って若返って、高齢出産する役に取り組んでおります。

何年前だったでしょうか「ふるあめりかに袖はぬらさじ」で
一緒に旅をした、若林 豪さんと、内海光司さんと合流。

お客さまが、物凄く優しい。
新作で手探り状態の私を導いて下さいます。

必死で頑張って、お客さまにお喜び頂かなくては!
だって、公演中の日本香堂のお線香売上金すべて、
熊本の被災地に寄付されるんですもの。
by funny-girly | 2016-05-07 18:51 | 芝居 | Comments(2)
新橋演舞場、、、今日1回。
明日も1回。これが千穐楽です。

幕が上がれば、必ず降りるものと判っていても、
淋しさは残ります。

淋しさを吹き飛ばすように、
3月の国立劇場のお稽古です。

演舞場より更に大きな舞台です。
「寺田屋お登勢」雄大な目的に向かって突っ走って行く、
男達のエネルギー。
国を想い、国を変える、命を掛けた男達の物語。

それを見守る船宿の女将と船宿の人々。

27年ぶりに上演される「寺田屋お登勢」。
ただいま、足がすくんでおります。

言葉も、今月の道頓堀から、京都伏見に。
同じ関西でも、まるで違う言葉です。

薩摩藩の鹿児島弁。土佐藩の土佐言葉。
色々な方言に囲まれて、普段の自分の言葉がメチャクチャになまってしまいます。

ま、テレビのアナウンサーの方々も、この頃、良くなまっていらっしゃるから、
「ま、いっか」って普段語メチャメチャな私です。

久々な国立劇場の公演。
たった、23回の公演。
薩摩から、土佐から、伏見から、お客さまの応援をお願いしたい公演です。

3月3日、お雛祭りから始まります。
1日にたった1回の公演です。

初日の明く前から、、、淋しさを感じます。

応援よろしく、、、お願い申し上げます。
by funny-girly | 2016-02-24 10:26 | 芝居 | Comments(6)
毎日が楽しい。

喜劇公演だからだろうか。

いいえ、喜劇は緊張する。

特に「花登」喜劇は一杯ある歯車が精密に廻ることを要求される。

その、どの、どんな小さい歯車でも、カチッと、ほんのちょっと、

突っかかっても、すべての歯車に響いてくる。

「花登」喜劇は綿密に計算された、歯車劇なんだ。

主役だって歯車の一つ。

細かい小さな歯車が廻って廻って来て、初めて廻れる歯車なんだ、、、って

初演から何十年たった今、つくづく思い知らされる。

花登先生がいらっしゃらない今、それを教えて下さるのは、

お客さまだ。実に恐い。花登先生よりも恐い先生だ。

歯車の狂いを見逃しては下さらない。

その証拠に、笑いを下さらない。

それだけに、恐くて楽しい。

芝居はひとりでは出来ない。みんなの歯車で作る大きな時計。

新喜劇、新派、そして梅雀さん古手川さん、紅葉さん、、、

初めてのメンバーが楽しく歯車を廻して行く。

「じゅんさいはん」新派の数少ない「新派喜劇」のひとつ。

喜劇の王さま新喜劇と混じって、楽しく廻っています。

25日までの新橋演舞場公演、是非、お出かけ下さいませな。
by funny-girly | 2016-02-13 10:34 | 芝居 | Comments(2)
文藝春秋の原稿をやっと書き上げた。
素人が原稿を書くって言うのは、結構大変なのだ。

でも、今回はツイッターやらブログやらに逃げずに、
まあなんとか2日遅れで送ることが出来た。

ゲラが来た。
注文があった。
何処かにデビュー六〇周年を入れるように、って。

これが、以外と猛然と、難しかった。
テーマが無い原稿だったのだもの。
何処にでも入っちゃう難しさってことになった。

まあ、でも、何とか送っちゃった。

初めてご一緒した、舟木一夫さんの公演も、あと六日。

話題はいつも「ガリガリ君」と「プロポリス飴」だった。
良い人なんだなあ、、、長年ファンがしっかり付いて来るのは、
彼のお人柄なんだな、、、。

楽屋の雰囲気がその公演の主の人柄を物語る。

いつまでも「高校三年生」のフレッシュ感を持っている人。

ああ、もうじき卒業。離ればなれになるんだわ。
by funny-girly | 2015-12-18 08:52 | 芝居 | Comments(5)