カテゴリ:芝居( 47 )

 

楽屋生活

舞台最優先の生活が始まりました。
初日を祝ってくださるお花の数々。
どんなに有り難いか、どんなに嬉しいか、感謝の気持ちを、
一秒でも早く、お知らせ申し上げたいのに、
台詞の復習(すぐに自信がなくなって)やら、
睡眠時間やら、やるべきことばかりで、
お礼状をお出しできないのが凄く辛い。

わー「降るアメリカに袖はぬらさじ」の籐吉どんが、こんな見事な紫陽花を、、、
鹿鳴館の元の顕子だったしのぶちゃんが、「風流深川唄」の長さんだったお父様と、、、
「恋女房」「滝の白糸」の恋人だった愛之助さん、
「四人は姉妹」のTAKAくんも、、、頂くなんてもったいない森  光子先生。

ドキドキしながら、紅と台本とを行ったり来たり、、、、

そんな、何日経っても落ち着けない私をお花たちが、
優しく眺めてくれています。

新派120年、、、改めて恐さが募ります。

d0071099_13553815.jpg

by funny-girly | 2008-06-11 14:02 | 芝居 | Comments(7)  

イメージ

もう一人のゲスト、片岡仁左衛門さんも稽古に加わって、
婦系図も本格稽古に入りました。
孝夫ちゃん、イエ失礼、松島屋さん、すなわち仁左衛門さんが何やら、
ブツブツ云ってらっしゃいます。

「新派も変わったモンやな」???
「こんな色んな小道具一杯出していちいち本物使うて、まるで素人やな」


そうなんです。昔は新派も歌舞伎と同じに、小道具は有るツモリ、、、で、
全て懐の手ぬぐいと扇子で、稽古は進むんでした。
つまり、落語家さんと同じで、手ぬぐいと扇子で済ますのです。

何時の頃からか、本番通りに小道具が、稽古場に持ち込まれ、何か一つ足りなくても大騒ぎになる、、、そんな稽古に変わって行きました。

本番用の物を使わないと、イメージ出来ない若い人が増えて、
致し方のないことなのかも知れません。



何十年も前のこと、東宝の稽古場で、森繁久弥先生と三木のり平先生が、
ダルマストーブに当たって、熱いお茶を飲みながら、台詞を交わす、
お二人の手の中に、お茶碗がはっきり見えたんです。

森繁先生は熱いお茶の入った丈長の湯飲み(それも厚みのある湯飲み)、
のり平先生は、丈の短い普通の茶碗を(普通の茶碗は厚みがないから手が熱い)
そこまで見えるお二人の湯飲みだった。
もちろん、お二人のお手に、小道具なんてない。
「茶碗を持ったつもりで、お茶を飲んだつもり」の芝居を
何気なくやりながら、お二人の台詞は進行した。
飲んだお茶の料もちゃんと減って冷めて行った。
お茶の熱さ、器の厚みの違いまで観てる者に見えてくる。

芝居って凄いモノだなあ、芝居って恐いモノだなあ、、、

こんな経験をした私だって、稽古に「モノ」が有った方が有り難い。
ド素人なのでしょうけれど、舞台稽古で思い通りのモノじゃなくて慌てたくない。

モノによっては新派、ド素人の稽古が、身について仕舞って居るんです。



d0071099_11523024.jpg



鹿鳴館の大事な小道具になった扇子です。母が中国の京劇の名優、
メイランファンさんから、頂いた扇子です。母が朝子の持ち道具として使いました。
今私が稽古場でまで使っているのは、小道具さんの復元品です。

by funny-girly | 2008-05-31 12:07 | 芝居 | Comments(9)  

稽古、稽古、稽古

稽古、稽古、稽古、、、です。
團十郎さんの影山は、ウーン、、とニックイこと。ウーン、、、大きなこと。
ウーン、、、強いこと。
パワー、エネルギー、、、隠し子の母と知った妻に、憎悪の感情を抑えて、抑えても、
巨大な噴火山のように、、、容赦なく降り注ぎ、私ごときは、溶岩の熱に浮かされてしまう。凄いんですよ。もの凄いんですよ。超!凄いんです。

恐いです。この凄さに立ち向かうのは。
それも、あくまでも、優雅に、たおやかに、立ち向かわなければ。


「婦系図」のお稽古は、さんざんやり尽くされて来たいわゆる新派古典。
それぞれが自分のやることを確認しての納得稽古。
お囃子やうたの寸法に併せる稽古で、もう、生のお囃子が入ってます。
藤間の宗家が、1月に引き続いて、ここでも、ちょっぴりお茶目を発揮なさって、
今日は三味線を弾いて参加です。  楽しいですヨ

d0071099_1318935.jpg

by funny-girly | 2008-05-30 13:26 | 芝居 | Comments(3)  

わーーー

「風のつめたき櫻かな」サザンシアターで今日初日の文学座を観に行った。
良かった。
観に行って本当に良かった。
劇団って良いな。文学座って劇団、好きだな。

鹿鳴館を初演した劇団。
杉村春子先生の劇団。

新派とは親戚のような感じのする劇団。
だって、この「風の、、、」の演出家、戌井市郎先生は、
今、稽古中の鹿鳴館の演出の先生だし、
大、大先輩、喜多村緑郎先生のたしか甥御さんだ。
文学座の先生と云うより、新派の先生なのだもの。

お話が進むに連れ、どんどん引き込まれて来る。
登場人物全てが、本当にその人なんだと思えてくる。
役者、俳優、演者が巧妙に消えてしまう。
芝居を観てるって気がしない。そこに私が居て聞いて見てた。

自然、、、何て凄いんだろう。自然、、、の芝居の前では、
「芸」なんて、何の値打ちも無くなっちゃう。

良い芝居を観ると、、、自分が芝居するのが恐くなる。
あぁ、、、観るべきではなかったのかも知れない。
でも、新橋さん会いに行ったら、あんなに喜んでくれたし、
91才の掛け持ち演出家、戌井先生のお元気な、、、でも、
新派の時より、やや厳しいお顔にも出会えたし、、、
この感動を、エネルギーにして、頑張らなくちゃ。

ちなみに6月1日まで、サザンシアターです。


d0071099_215199.jpg













こんな呑気でいてみたい。(ウチの子じゃないです)

by funny-girly | 2008-05-23 02:13 | 芝居 | Comments(3)  

嬉しい

小さな小さな三越劇場の幕が上がると、誰もいない舞台。
客席から、いわゆる、、、ジワが来る。ジワって、待ってました!って歓声ではない。
「わー〜〜〜」じんわり「良いわね」って感じのお客さまの雰囲気だ。
何たってそれが嬉しい。
古川雅之、北内隆志、両氏の美術、照明が、私達に生活のオウチを作ってくれた。
そして、新派文芸部の斎藤雅文氏によって作られた私達登場人物が次々、生活の場所オウチに帰ってくる。本当に帰ってくるって云う感じなのだ。
音響効果も、99パーセントが生身の役者が、袖で生でやっている。
2階の宴会のどんちゃん騒ぎも、狭い舞台裏で大勢で熱演している。それをマイクで拾って、タッパの低い天井に仕込んだ、小さなスピーカーから舞台に流す。
効果、内藤博司氏のご苦労が支えている。新派の邦楽音調部、堅田喜三代氏が生の三味線で頑張っている。
小さな小さな三越劇場の楽屋に、劇団員32人ひしめき合って入っている。嬉しい。
空間を埋めてくれる小道具さん、何が大切なのかを一番解っている人だ。嬉しい。

朝日新聞、読売新聞、東京新聞、スポニチ、日経新聞と劇評が出た。

まず、作品、舞台、誰が上手いの下手なのではなく、作品とそこに生きた役者を認めて下さる嬉しい評ばかりだ。

北條秀司先生が「フフフ、、、」って、笑って見下ろしていらっしゃる、、、って、そんな気がしてならない。

家族って良いな、、、ってつくずく思う。同じ釜のメシを食う家族。劇団って家族の嬉しさ、愛おしさに、疲れた身体を家に運んだ途端に、すぐまた劇場の家族に会いに行きたくなってしまう。そんな時が、役者にとって一番幸せな時なんだと思う。

昭和27年が舞台のこの作品、、、、当時、私は、、、まだ、、13才。
何の苦労も知らずに、のうのうと過ごしていたけれど、母はどんな思いで私を見ていたことか。この芝居を通して、、、この役を通して、、、急に母が懐かしく、恋しくなっちゃったのも、とってもヘンだけれど、、、、これも、嬉しい。

by funny-girly | 2008-01-17 01:02 | 芝居 | Comments(1)  

女将

初日、明きました。
良い芝居なんだなあ。好きです。
でも、上手くやれない。何とか!何とか!
頑張ります。新派の仲間は、熱い!嬉しい!
明日は何処が、女将の恵美になれるんだろうか、、、。

ああ、「女将」斉藤さんの緻密な演出。贅沢な陰の声。
愛しい、みーんなかが、堪らなく愛しい。

さあ、明日も女将は働きます。

by funny-girly | 2008-01-04 00:27 | 芝居 | Comments(2)  

稽古、稽古、それでも稽古

お稽古って面白い。今年初めて参加してくれる、安井昌二、柳田先輩は、新派のベテラン、、、昔から、石之助であり山村なのに、新鮮。5年参加しているレギュラー女優陣には、慣れが見えてくる。そりゃー比べることの出来ないキャリアで失礼になるんだけれど、、、、その違いがイヤでも、見えてきてしまう。再演の難しさ。稽古を積んですっかり我がモノにしてから、いかに白紙に戻して、リセットして、初めて出会う出来事として芝居をすることの難しさ、、、、。
朗読にも、慣れが出て粗末になっていないだろうか?と心配しつつ、、、34年ぶりに再演される1月の芝居に胴震いが起こって来る。
それにしても安井さんのセリフのトーンが心地良い。
内田まどかちゃん(ちゃんなんてゴメンでもこのカンパニーに入ると、ちゃんって呼びたくなってしまう)の明るさ、、、、声の響きが愛らしい。


この麻布区民センターって、お客さまの数だけ、幾らでも椅子が出せるんです。
夜の部は、まだまだありますよ。いらして下さいな。
d0071099_9325875.gif

by funny-girly | 2007-12-07 09:35 | 芝居 | Comments(0)  

稽古だ、稽古だ、お稽古だ。

昨日、大つごもりの読み合わせをしました。

スケジュール表には、「本読み」と良く書かれていますが、「本読み」は、作者とか演出者が、脚本を、こう云うイメージで演じて欲しいと一人で、脚本全部を読んで、出演者に聞かせることで、それぞれのセリフをそれぞれの出演者が読むときは、「読み合わせ」と云うんです。芝居業界では、そのように使い分けされて教わって来ましたが、シャープの電子辞書「広辞苑」では同じ意味になっています。、、、、世の中、変わったんかしら?

久々に、、本当に久々に、安井さんの石之助を聞きました。

耳に、心地よいトーンでスイッと出てきて入ってくる。遊び人の石之助の粋な江戸弁が、気持ちいい。

荒立ち、、、、立ち稽古なのだが、まだ台本片手で、位置を決めながらセリフを云う。
上がり框(あがりがまち)にひょいと腰を下ろして、貧乏徳利(びんぼうドックリ)片手に、仕事師の頭相手に、無駄口を叩く石之助のカッコ良いこと!

「ウン、ボクやるよ」って、簡単に引き受けてくれた安井昌二先輩に大、大感謝!!!

5年前に、初めて「大つごもり」をやって、2回目から参加してくれたお嬢さん、小島 彩ちゃんは、5年生なのに、小さな男の子の役にぴったりだった。彩ちゃん背があんまり伸びないでいてくれたのね、、、と去年は云っていたのに、6年生の今年、スックと伸びた。これからは1年1年大人になって行く、、、変わって行くんでしょうね。

石之助の父親役、柳田 豊先輩も素敵だ。芝白金台町の大地主だ。

現代語訳の読み手、内田まどかさん、、、メチャ明るくて可愛い。東京ッ子の癖に、ちょとなまる。言葉監修の渡邉先生が、アナウンサーとしてのノウハウをまるで弟子のように教え始めた。丸い目をクリクリさせて必死に聞いている。将来大つごもりに参加しておいて良かったな、と、思ってくれるに違いない。

私も、この「大つごもり」を生み出した樋口一葉先生の原作の言葉を大事に大事に伝える役目を、きっちりと努めたい。

さあ! 今日も稽古だ。頑張るぞーーーー。

by funny-girly | 2007-12-06 11:19 | 芝居 | Comments(2)  

さあ!今日からお稽古です!

今日から「大つごもり」のお稽古が始まる。
私のささやかな自主公演に、安井昌二さんが出てくれる、、、となると、制作者として緊張してしまう。でも、有り難いな。嬉しいな。本公演で極め付きの石之助役を、安井さんがやってくれるなんて!    まだ一軍ではないが、5年間この公演で必死に勉強してきた、矢野淳子は、石之助の継母の役。どう安井先輩に食いついて行くことが出来るか、稽古場に行く前に、私がドキドキする。
でも、考えてみると、、、、幸せ者ですよね、ドキドキ出来るって云うのは。
さあ、、、お稽古、お稽古、お稽古です。どうぞ、お客さまが一杯いらして下さいますように、、、。

このブログをお読みのお客さま、コメントにお名前、ご住所、お電話番号をお書き下されば、ご連絡いたします。お問い合わせ、お申し込みは、03-5549-7756番です。

by funny-girly | 2007-12-05 10:32 | 芝居 | Comments(0)  

声の力

朝、8時、緊張して、電話を待ちました。「もう後、○分後にお電話いたします」って掛かってきた。
あの、懐かしい(昨年お世話になったっきり、ご無沙汰していたのだが)大沢悠里さんの声が受話器とラジオから同時に聞こえて来た。電話を切った後、丁寧に、何度も何度も、繰り返して「大つごもり」を宣伝してくださった。有り難う、有り難う、有り難うございました。
細々の自主公演「朗読新派・大つごもり」初めての方から、ひっきりなしにお電話を頂いた。
有り難うございます。きっと、ご期待にそえる舞台にいたします。
大沢悠里さん、、、本当に有り難うございました。
今年も観にいらして下さいますか?
d0071099_2084780.gif

このちらしの只野 操さんが出られなくなり、私と同じ事務所の女子アナにピンチヒッターをお願いしました。1983年生まれ。アメリカの学校を出た才媛です。
さて、現代語訳をどんな風にこなしてくれるか楽しみです。
d0071099_201459.jpg

              内田まどかさんです。

by funny-girly | 2007-11-28 20:19 | 芝居 | Comments(0)