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ないしょばなし

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水谷八重子 タワゴト

<   2010年 10月 ( 8 )   > この月の画像一覧

石井好子先生に続いて、小林桂樹さんのお別れ会に行った。
ずらーーっと映画の台本が並んで、お写真が並んで、ジーンと胸が熱くなりながら、白いカーネーションを受け取って、私が知っているよりも、お年を召したお写真に献げて、、、。

あ、いらっしゃらなくなってしまったんだ、、、と急に悲しくなりつつ、いつ、ご一緒してたんだっけ?と考えた。

ずーっと昔、衣裳合わせの時、監督さんは私の茶髪(その頃も茶髪)を、そのままで良し、とおっしゃった。だから、そのまま軽井沢ロケの現場に行った。
急に監督さんが「髪の毛が赤すぎる」結髪さんに「黒くしろ」結髪さんだって「撮影所なら何とでも出来ますが、この現場では」たしか枯れた林の真っ直中だった。

苦肉の策で、頭中にタンチョウ黒チックなるモノを塗りたくられた。
「黒すぎる。さっきと今の中間ぐらいだ」「今、この、現場では、、、」と結髪さん。しかし、監督さんのおっしゃることはゼッタイだった。
またもや、苦肉の策で、頭中にクレンジングを塗りたくられた。

想像できますか?黒チック塗られて、クレンジング塗られて、手ぬぐいでゴシゴシ拭かれるなんて。
想像できますか?私が泣きもせず、キレもせず、なすがままになっていたなんて。
そのナガーーイ待ち時間、じっと待たされていたのが、小林桂樹さんだったっけ。
嫌な顔一つなさらず、優しく笑って、ブンムクレの私を癒やして下さったっけ。

ニックキ監督さんの名前は忘れてはいなかった。映画の題名は、、、思い出せなかった。

グーグルで検索してみた。
「男性飼育法」って映画だった。

お別れなんですね?やっぱり。小林桂樹さんお世話になりました。

豊田四郎先生、今はお懐かしいばかりです。
by funny-girly | 2010-10-27 00:43 | 映画 | Comments(6)
石井好子先生とお別れしてきました。
でも、まるで実感がないんです。

お通夜、お葬式、告別式、、、こんなことがおよそ似合わない方。

一段高いステージの上に飾られたお写真だって、真っ白い枠に入っている。
真っ白ずくめの中の先生の鮮やかなブルーのドレスが良くお似合いになる。

考えられない、、、やっぱり、、、お別れなんて。

「良重、嫌い、さようなら」って云われてのお別れだったら、まだ考えることも出来るかも知れない。

でも、お別れなんですね。北九州のホテルのバーの高い止まり木の椅子にカッコ良くお尻を乗せて、ブランデーグラスをゆっくりと手の平で楽しんで「さ、明日は本番、この辺で」「ハイ」「ブランデー止めてワインにするわ」「!!!」

ブランデーグラスもワイングラスも先生の一部のように似合っていた。
カッコ良かった。

やっぱり信じるのをよそう。ご無沙汰するだけにしておこう。ご免なさい、ご無沙汰を致します。
by funny-girly | 2010-10-21 14:55 | | Comments(3)
物忘れが酷くなる、、、とか。
物覚えが悪くなる、、、とか。

本当に、そう、なんかなぁ。

たった19曲の歌詞が、覚えられないって、、、。

悲しい。
悔しい。

ほとんど「女」が唄う歌なんだけど、1曲1曲みんな違う「女」

芝居だと一本の芝居で1人の女。歌は19曲19人の別の「女」

あ、無論、自分になって、お客さまに唄いかける歌もある。

だからって、何なんだ?  それが?  覚えが悪い言い訳になるンか?

あ〜〜〜〜あ   もう、  もう、  もう

やる!  出来る。 自分を信じます。

ネ?  ですからね、、、聞きに来て下さいませネ
by funny-girly | 2010-10-20 14:34 | Comments(6)

昨日は、本当に久しぶりに「早稲田」に行って来ました。
いつでしたか???泉 鏡花先生の「義血俠血」の朗読をやって以来でした。

良いホールです。大隈講堂小講堂、居心地の良いホールです。
初めて行ったときにクラシックな作りに感動して写メを撮りまくり、ブログ一杯にしましたっけ。

今回は、花組芝居の「花たち女たち」のトークで行きました。
「花たち女たち」は加納さんの演出で新派の新作として演舞場でやったものです。

次から次にとオシャベリをしました。
加納さん、実にソフトで純粋で、飾りっ気の全くない、芝居を愛し、愛しすぎて、オチョクッテしまう、、、作り手の加納さんって、意外にシャイなんじゃないかって気がします。

歌舞伎に憧れて、学生さんから出発した花組、、、。
歌舞伎しか知らずに、それに反発して生まれた新派、、、。

私は何故か「花組芝居」花組芝居の方達が好きです。
舞台を楽しんでる人達。真面目にドタバタをやってる人達。
どことなく、学生の気分の残る人達。
そのくせ、、、オシャレ。

新派・花たち女たちの時のあの、音楽!
セントルイスブルースマーチで刻んで開ける、第2部の幕開き!
引き抜き状態で飾られた舞台装置。
大道具を固定する間もなく、次々変わる装置はすぐ運べるように大道具さんが、裏で持っていた!

あの時音楽を手がけて下さった方は、今、ジャニーズの舞台音楽に活躍中。
あの時の舞台美術はその後、「京舞」「女将」「太夫さん」「麦秋」「三婆」と、新派の装置を作ってくれた。加納さんから頂いたものは大きい。
加納さんとのご縁は無論花たち女たちだが、これは有吉佐和子先生の「芝桜」そしてその後の「木瓜の花」との合作だったのだ。

それにしても、この所、有吉先生のお作に何とご縁のあることか。
終わったばかりの「香華」。
来年4月に松竹座で再演される「三婆」。
6月に三越で、念願かなってやれる「ふるあめりかに袖はぬらさじ」。

有吉先生、素晴らしい作品の数々、有り難うございます。
先生に「そうよ。それよ」って、お誉め頂けますように精進いたします。


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by funny-girly | 2010-10-13 14:51 | 雑文 | Comments(6)
lenileさま

いろいろなことをご存じな、また私と同じような興味津津でいらした、、、であろう貴方さまのコメントは、私の昔々の記憶を、ズイズイと刺激なさってしまいました。
コメント欄にお返事を書きましたところ、入りきらず、消してしまうのは、何だか自分の記憶を消すようで、ここに書くことに致しました。お許し下さいませね。

昔話にお付き合いいただいて恐れいります。
ついでのことにもう一つ、
ナンシー・ウィルソン・ショーの東京での初日はニューラテンコーターでした。
昼間は厚生年金会館でコンサート、夜はナイトクラブのショーと云うスケジュールでした。

そのラテンコーターのステージに、なんと、松葉杖で出て来たではありませんか。
危なっかしく松葉杖からスツールに掛けて、そのまま一時間半唄いきりました。

共同東京の(この頃はこの字でした、たしか)永島達司さんに聞いたところ、馬に乗りたがったので、乗馬クラブに連れて行ったら、落馬したとのこと。

何故かBorn free~~~の所へ来ると、涙が飛び出してしまうんです。
まだこの頃は、Hurt so bad や You can have himは唄っていませんでした。
Guess who I saw today のドラマティックな所に痺れていました。

小さな小さなクラブでも彼女は出演しましたが、
全体が小さすぎて、フルオーケストラの音を拾えずに、マイクがバーーーン。

唄うのを止めた彼女、後ろを向いて、トランペットはここだけ、、とか、サックスは、、、と全てのセクションに指図して、バックの音を薄くさせて、「初めからやり直します」って!カッコ良過ぎ。
バンドリーダーの原 信夫さんも云われるままに、、、。

その、原 信夫さんの車に乗せて貰って、朝霞の基地のクラブまで追いかけました。

天井には蛍光灯。小さな潰れそうなスポット一台。マイクはボクシングの司会者用って感じ。

黒人の年取った付き人のおじちゃんが、泣きそうな顔をして、必死で蛍光灯を消させたら、譜面が見えないよってバンドに云われ、最小限の蛍光灯を残し、彼女を追える状態にスポットを直しました。

始まったショーの音響の悪さにびっくり。
彼女はそんなこと気にも留めていないように唄い掛ける。

でも、立錐の余地もないほどに一杯に入った黒人白人のお客さんの乗りの凄さ。
それを受けて、また彼女の乗りのもの凄さ。
マーシーマーシーなんて、胸が詰まって気絶しそうになりました。
今までで最高のショーでした。

苦労していた付き人のオジイチャン、長年ナット・キング・コールの付き人だった人なんですって。病床のキング・コールが、お前はもうナンシーの所へ行けって、、、。


長い年月、芝居芝居芝居に明け暮れ、音楽から離れていましたが、
久々にブルーノートに彼女来ると知って、聞きに行きました。
上手い、素晴らしい歌手でした。艶のある張りのあるあの声に変わりはありませんでした。
でも、私とは縁が切れた感じがしました。

サラ・ヴォーン、アニタ・オデイ、ジューン・クリスティ、クリス・コナー、無論、エラ。
いろいろ聞いて育ちましたが、ナンシー・ウィルソンは特別のような気がします。
by funny-girly | 2010-10-10 14:33 | 音楽 | Comments(1)
もう、明日は音合わせ。
増﨑さん、安部さん、浜崎さん、オバヲさんの音に包まれる幸せを感じつつ、準備出来ていないスケジュールが恐い。
声だって、まだ、舞台の「郁代」のまんま。
「救急車拾ってくるさかい、死んだらいかーーーーん」
絶叫した声はなかなか戻ってはくれない。

風邪ひきを言い訳に、ネコ三昧の駄目女。
明日から生まれ変わるゾ〜〜〜〜

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果報は寝て待て、、、
by funny-girly | 2010-10-04 17:59 | Comments(11)
お馴染みの顔はありませんでした。
そりゃあ そうですよね。
大学生はどんどん卒業して行ってしまいますもの。

天理大学雅楽部の「アジア音楽祭」での「技楽三蔵法師求法の旅」のリハーサルで、何年か前にやった玄奘三蔵を、新しい部員の学生さんと合わせて来ました。

若い学生さんが、先輩のやった役を、こうしたいのですが、、、と相談してくれる。
なんだか、若さに押されつつも、スッゴクフレッシュな気分になれました。

役者の身体にこびり付いたコケを、ピーリングされた気分です。
明日の舞台が、どうぞ、良い物になりますように。
by funny-girly | 2010-10-03 01:51 | Comments(4)
終わりました。
大好きな「郁代」と別れました。
終わっちゃいました。
娘、二人の女将さん、二人の旦那さん初め、劇団の人達。
ゲストの甲斐京子さん。
スッゴイアスリートの二人のゲスト。
素敵なイケメン二人。
特に、代役の苦労をして下さった「八ラン」松村雄基さん。
支えてくれた制作初めスタッフの素晴らしい人達。
お別れがこんなに悲しいって思ったことが今までありませんでした。
それに、、、手術で痛いお腹の傷口のことなどいつも、メールしてくれる「古八ラン」
佐藤B作さんも一緒に旅をしてました。
有り難うございました。
有り難うございました、各地のお客さま。
お疲れさまでございました。

見事、風邪ひきました。
ネコはゴロゴロ。私ゼーゼーゴボゴボ。

明日は「玄奘三蔵」になって求法の旅をします。
雅な天理大学雅楽部の皆さんと。
ああ、、、風邪よ、、、去れ。
by funny-girly | 2010-10-02 15:12 | Comments(4)