音楽っていいな。

楽しいな。

自分がへたって事も忘れて、私のための音楽に出逢う。

うーーん!

ステキ!

さてと、この中に私が入って、どう、溶け込んでゆけるのかしら、、、

不安になる。

私は、越路吹雪ではない。

決してない!

確立された、彼女だけの世界がある。

音楽は、彼女の歌の、魅力の引き立て役。

脇役。サポーター。

それらにかしずかれて、観客を魅了し尽くす。

凄い、物凄い事なんだ。

そこまでの個性。

魔法を持っている。

そけだけではない。決してない。

上手い! 歌手として実に繊細。完成されきっている。


さて、、、それじゃぁ、、、私は?

これから、頑張る!頑張りきります!

いつものドラマからかけ離れた選曲だけど、

きっと、仕上げて見せます!

我がモノにしてお目に掛けます!
(お耳に、、、って言い切れない弱い私)

ヴァレンタインデイの教会のホールで、

きっと、楽しいショーをお目に掛けます。

だって、安部 潤さん 素敵な音楽をくれたんだもの。
# by funny-girly | 2017-01-29 00:41 | 音楽 | Comments(9)
初春新派公演「華岡青洲の妻」

無事に千穐楽を迎えられました。

風邪も引かなかったのに、声のトラブルで、

苦しい公演でした。

久里子さんを初め、雪之丞さん、青洲さんの喜多村さん、

皆さんに支えられて(まあ私としたことが恥ずかしい)お陰さまで、

やっと千穐楽でした。

何だか、いつもと調子が違うよなぁ、、と思っていたら、

とんだ声患い、、、。

お客さまに、精一杯の於継を、、、と

思いながら、やっと迎えた千穐楽でした。

さあ、この「華岡青洲の妻」は9月の大阪公演まではオアズケ。
私も、舞台はオアズケ。

淋しい想いの千穐楽でしたが、

ノドの調子を整えながらのバレンタインのコンサート。

そして、その、リハはもう目の前。ぃぇ、ノドの前!

さぁ! 歌手に早変わり。

曲目を早くとの、音楽監督・大好きなピアニスト安部 潤さんからの催促。

ああ、お世話になったお客さまに、感謝しつつも、まだ、

お礼状をお出ししていない!どころか「年賀状」もまだぁ!!!

さあ、、、めげずに私、頑張ります!

不義理のだん、ひらにご容赦を。。。
# by funny-girly | 2017-01-24 03:20 | 雑文 | Comments(8)

謹賀新年

明けまして、おめでとう、ございます。

新年、、、ですねぇ。

どうか、新しい年が、きっと平和で無事でありますように。

秋の初めに雪が降ったり、真冬にTシャツで汗をかいたり、

そんなんじゃなく、美しい日本の四季に恵まれた良い年ですように、

そんな、贅沢を言わないで、ただただ災害のない、無事な年になりますようにと、

心から祈ります。心の奥底、心底から祈ります。

家内安全、商売繁盛、無病息災、etc,,,etc,,,


新派が一杯のお客さまで溢れますように、、、っと、これが1番かな?
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こんな時もあったんですね。
# by funny-girly | 2017-01-01 07:16 | 何でしょネ | Comments(8)

クシュン

えっ?

熱あるの?

寒くない?

大丈夫?

何て云いながら羽子板を抱えて、浅草の羽子板市に。

1月から新派に嫁に来て、市川春猿の名をかえて、河合雪之丞になる春猿さん、

熱っぽいお顔をしている。

そして、とうとう本日はお稽古お休みになった。

「嬉しいお休みだ!」って喜んだは良いが、

その日になって見ると、稽古の無いのが不安で不安で、落ち着かない。

目が覚めると一気にひとり台詞をさらってみるが、

夕方には、もう、すっかり忘れている気がする。

NCISを見ても駄目。CSIを見ても駄目。

早く、明日になって、稽古場に行きたくなった!

でも、でもぅ。。。風邪うつりたくないしぃ。

「のし、加恵さん、風邪だけは移さないでイタダカイテ、、、のし加恵さん」
# by funny-girly | 2016-12-22 02:17 | 何でしょネ | Comments(4)

あ!

ダメダメ。。。だめじゃの〜しぃ。

こんな、ブログってるヒマがあるかいし〜。

ああ、紀州弁って大好き!

でも、でも、でも、難しい。。。

相手の台詞に、思わず応えて喋り出したのはよいが、

着地が「のし」だったのか「よし」だったのか。。。

着地地点を見失って、、、、口ごもる。

ああ、ああ、ああ、ブログってる暇は無い。

堪忍していただかいて〜〜〜〜〜〜のし。
# by funny-girly | 2016-12-16 00:02 | 何でしょネ | Comments(2)
わーーーぃ。

いヤンなっちゃいますねぇ、、、なんせ速くって!

ドーシマショ、、、なんて、思っている内にぃ!

明日、「大つごもり」の幕が開く。

大つごもりってことは、大晦日ってことだからぁ、、、

今年も、もう終わっちゃうって事になる、、、。


今年の「大つごもり」は岩崎加根子先輩にまたまた、お力をお借りしている。

去年からずっと、お借りしっぱなしている。

岩崎先輩って、素敵な人だ。

毎日、歩いて俳優座にいらっしゃる。

実に、見事に、健康美である!

なりふり構わないって、これ又、美しい!

質素な(実はオシャレな)着物をふんわりとお召しになって、

マントをふんわり着こなして、、、大きなズタブクロに台本を入れて、

サッサッと歩いて稽古場にいらっしゃる。

私はっと、云うと、大騒ぎで人に荷物を押しつける。

だから岩崎先輩は実にスリムだ。無駄がない。

私は、、又又、冬に向かって脂肪分を蓄えたようだ。

ああ、明日からきっとダイエット成功させよう!

樋口一葉の原作を朗読なさる先輩と、島田雅彦現代語訳を読みながら、

二人が並んだら私はどんな巨人になって見えるだろうなどと云っている内に、

明日はもう初日!明後日はもう千穐楽!

兎も角も、明治の樋口一葉と、大正あたりに脚色なさった久保田万太郎、

平成、、、と云うには、かなり薹の立った現代語の私。

お客さまを「日本語」漬けにしてしまう2日間なのである。

定式幕色の可愛い「ノボリ」も出来てきた。

ほとんど初舞台の新派の新人、春本由香ちゃんを気遣ってくれる、俳優座の若手のお二人さん、

「芝居」って良いな、劇団って良いなってつくづく思う。
# by funny-girly | 2016-12-10 00:29 | 芝居 | Comments(2)

ガックリ

ひとつの山を越すと、まずは、ガックリと腑抜けになる。

腑抜けの後から、ああだったのかしら?こうだった方が?
と反省が、シクシクと胸を巣くって行く。

その次に、本格的なガックリがやって来る。

「ああ、私、、、何をすれば良いの? え? 何を」
と酷い時には寝たきりになったりもする。

「ワーーー勿体ない!」私は何処も悪くない。
それなのに? 寝たっきりを装うなんて!

いろいろと家族の方の事など、やりたいことが一杯あるのに、
身体が不自由になっていたり。
人の手を借りないと、何も出来ない状態になっていたり。
そう云う方もいらっしゃるのだ。

私は、、、違う。
だのに、何ももうやることが無くなっちゃったってな気分。

申し訳ない!
本当に申し訳がない!

五体満足、動ける身体、、、
何よりも生きている!
「命」がまだ、未だある!

うん!
まずは、12月の10日と11日の「大つごもり」を一人でも多くの方に、
ご覧頂いて、俳優座&新派のアンサンブルを楽しんで頂こう!

それと、同時に「初春新派公演」華岡青洲の妻の於継にならなくては!

来年の新派公演は、どうやら、この1月しかないみたいなのですもの。
# by funny-girly | 2016-11-25 17:44 | 何でしょネ | Comments(2)
 ああ、とうとうこの日が来てしまった。

ヤマハホールでの「越路吹雪讃歌」を2日間も頑張ってしまって、
その時には、きっと、すぐさまアメリカ製の歌が唄いたくなるぞ、なんて思って。

16才でデビューした時から、なんだかんだと面倒を見て頂いている、
ジャズの大御所・前田憲男さん、、、ノブチントリオのスケジュールは?

11月の14日なら!
うん。唄いたい!
って、、、私ったら全く持ってお気楽オバカ。

こんなに早くに日にちが経つなんて。

あああああ〜〜〜もう!明日なんだ!

お客さま、いらして下さるのかな?

私、英語、発音出来るのかな?

今頃、不安におののいて、、、。

でも、優しい荒川康男さんのベースが鼓動を打ってくれる。

威勢の良い猪俣 猛さんのドラムスが景気を付けてくれる。

ノブチン前田さんの10本の指がオーケストラ以上の音楽をくれたり、
そっと優しく私のつたない唄を支えてくれる。

うん!もう!心配止めた!
楽しもう!って決めた!

だって、この中に入ったら、私は八重子さんじゃないんだもの。
「良重」なんだもの。

1曲目の出だしの歌詞だって、
「恋のささやきも、愛のまなざしも、なんにも知らないの、、、
今夜、おしえて、、、」って云うんだもの。

どうぞ、よろしくお願い致します。
# by funny-girly | 2016-11-13 23:33 | 音楽 | Comments(2)

深川唄

岩谷時子先生。

頂きました新派の名作10作品中、9作品まで書き留めて参りました。
残ったのが、川口松太郎先生の名作「風流深川唄」

私、良重から八重子になります時に、尾上菊五郎さんがゲストで長蔵をやって下さいました。
お父っあんには菅原謙次さん、文字力には山田五十鈴先生って豪華版でした。
菊五郎さんのステキだったことと云ったら、、、。



父さん母さん 心の優しい人で
人を助けて 破産の憂き目をみたの
誰でも人には云えない 苦労があるわ
それでも私は くよくよしないのよ

一つ屋根の下に 好いた男がいるもの
店中の噂よ みんな知ってる
包丁一つ 持たせたら
誰にも負けない 料理人
無口だけれど あの人も私が好きよ


深川生まれで 深川育ちの私
百年つづいた しにせの料理屋だけど
あの人いるから 貧乏したっていいの
ところが おかしな男がやってきた

ぼくの妻になればすぐに救ってやろうと
断るわ 二人の愛は変わらない
月日がすぎて 私たち
場末に のれん出しました
私も彼も元気です 幸せだもの


、、、、岩谷先生、、、誰に知られ無くっても、
この10作品は、私の宝です。
、、、ライヴで、、、密かに、、、ほそぼそとでも唄い続けます。
# by funny-girly | 2016-10-30 12:27 | 音楽 | Comments(2)

ながい別れ

今日は岩谷時子先生の祥月命日、、、でした。

ヤマハホールで越路吹雪讃歌をやっているので、
今日だけは歌詞を間違えちゃいけないって、
心して、くり返し歌詞を確かめて、出て行きました。
今回、初めて唄う「一寸おたずねします」と「愛の幕切れ」
2曲は譜面台に。後は自信を持って楽屋に置いて行きました。

1曲目の歌い慣れた「パリ野郎」1番を2度唄ってしまった!
「ご免なさい。間違えました、やり直させて下さい」と、
頭から歌い直したら、、、又ダメ!3回やり直してしまいました。

岩谷先生ご免なさい。
先生が新派の「日本橋」を作詞して下さったのを、
ここに認めさせて頂きつつ、心からのお詫びを申し上げます。


あなたの名前の おとなりへ
おなじく妻と 書いてよ
可愛いことを云う 女人(ひと)はどこへ
一石橋 おぼろ夜が
ながい別れの 始まりか
心の傷あと 責められて
泣いて帰った あの女人の あの女人の
いとしい人は 旅に出た旅に出た

1日あなたの 来ない日は 人すじ髪が ぬけますと
可愛いことを云う 女人はどこへ
三月三日淡雪の
雛の祭に みた夢か
旅から帰った 火事の晩
恋に狂った あの女人は 女人は
くすりをのんで 死にました死にました

。。。曲も劇的な楽曲です。
難しい歌です。泉鏡花先生の不思議な世界の不思議な歌です。
上手に歌うことが出来たらと思います。
いつか、きっといつか、上手に、、、
この「女人」の「お孝」が唄えたらと思います。岩谷先生。
# by funny-girly | 2016-10-26 03:05 | 音楽 | Comments(4)

渡ればこその橋だから

滝の白糸より。

(ソフトなボサノバの調子でお読み下さいませ。)

台詞「訳も何もありゃしません。只お前さんに 仕送りがしてみたいのさ。
私も酔興(すいきょう)だから、そっちも酔興に1番受けて下さいな。
ねぇ欣さん、何も考える事は ないじゃありませんか」

渡ればこその 橋だから
どうぞ渡って 東京へ
「他人じゃない」の一と言を
頼りに生きて生きましょう

ちりめん浴衣の 素肌が冷えて
もう川風は 秋だけど
冬がすぎれば 春が来て
また水芸の 夜が明ける

台詞「御免下さいまし。そうでしたか、欣弥さんは御出世なすって、、、金沢へ」

浮き世は流れ 水のよう
誰に明日が わかろうか
いのちを削り 今はもう
思いを残す ものはない

月のあかりに つい浮かされて
はかない夢を みた私
あなただけには 素直になっても
もう渡れない 卯辰橋

(いろいろな方が欣弥をなさって下さいました。皆さんどなたも素敵な欣弥さんでした)
# by funny-girly | 2016-10-20 11:43 | 音楽 | Comments(2)

幸せってなにさ

新派
川口松太郎作 「鶴八鶴次郎」より

幸せって なにさ
自分の心が 決めるものだろうさ
あんたと別れて お嫁に行った
私の暮らしが 幸せと
どうして勝手に きめるのさ

折角逢えた あんたと私
焼けぼっ杭に 火をつけたいのに
ああじれったい じれったい
ヘマなあんたにゃ 女がわからない


あんたなんか 馬鹿よ
生まれた時から 私しゃ芸人さ
堅気の女房で おさまるよりも
楽屋の喧嘩に 血がさわぐ
あんたも芸人 わかるはず

折角よりを 戻したいのに
いすかの嘴(はし)の食いちがい なんて
ああ情けない 情けない
ドジなあんたは 女を知らないね


折角よりを 戻したいのに
いすかの嘴(はし)の食いちがい なんて
ああ情けない 情けない
ドジなあんたは 女を知らないね

波乃久里子さんの弟さんと鶴八をやらせて頂けたのは、
私の宝物です。
岩谷先生の、この、幸せってなにさ、、、、
この歌詞を頂けて、鶴八を演じられたのって、
最高の「幸せ」って思います。
# by funny-girly | 2016-10-16 20:01 | 音楽 | Comments(6)

女には恋

岩谷時子先生の「自選百詞集」に励まされて、
もうひと作品、書いておこう。

金色夜叉より、、、女には恋


あんなに青い空が ここにあるというのに
愛しながら 人は別れる

あんなに青い空が ここにあるというのに
親がきめた道へ 女は追われてゆくの

許してお願い あなたを傷つけて
どうして明日が 幸せでしょう

夜毎に 漁火もえて 私は胸が痛い

もう返らない 美しい青春(はる)
色あせた夢 女には恋だけよ


あんなに青い海が ここにあるというのに
思い出せば つらいことだけ

あんなに青い海が ここにあるというのに
あたし達が帰る港は どこにあるの

あなたを裏切り 運命(さだめ)に流されて
今では つめたい男の妻よ

毎日 あなたを想い
死んで 行くのでしょうね


許してお願い 私を哀れだと
死んだら 一と言 云って下さい

愛され愛した 若い二人はどこへ行った
もう返らない 美しい青春

色あせた夢 女には恋だけよ
もう返らない 美しい青春
色あせた夢 女には恋だけよ


私が唄うには勿体ない美しい曲です。
名人、萩田さんのアレンジの美しさ、、、
中村泰二さんのヒョッとして「夜間飛行」を越えるかも知れない曲。

金色夜叉をこれほど美しく作って下さるとは!
# by funny-girly | 2016-10-16 03:00 | 音楽 | Comments(5)
水谷良重さんで新派の名作を歌にする企画が出たとき、台本を貸して下さったのは母上の水谷八重子さんだった。
吹込みの頃、お二人は国立劇場に出演中で、私はレコード会社の人と、いつも楽屋の外に置いた車の中で彼女を待っていた。
舞台を終えた良重さんが車に乗ると、かならず八重子さんが送ってこられ、車の窓に向かって「良、しっかりやっておいで」と、声をかけられた。車が走り出したあとも楽屋口の薄明かりのなかに立っておられた。ほっそりとした姿と、あの声が忘れられない。


岩谷時子先生の「自薦百詞集・人生はすぎゆく」の中に小さい文字で書かれている。

第七章 水谷八重子さんを偲んで

と、ある。
そこには、私が新派を唄った10作品が収められている。

私は私のためにだけ、書いて下さったんだと思い込んでいた。
でも、岩谷先生も、母の方の国に住んでいらした方なんだって、やっと気が付いた。
良重のようなガサツ者の世界とは違う静かな尊い方々の世界の方に。

それでも、この10作品は、越路吹雪大先輩の為でもない。
加山雄三さんの為でもない。ピーナッツの為でも勿論無い。
新派の私、新派と水谷良重に書いて下さったものに違いないのだ。

やっぱり、このブログにしっかり書き留めておこう。

「私はいけない女でしょうか」明治一代女より

あなたを見るのも 今日かぎりです
灯りの下で お顔みせてね
女の意気地は 通したけれど
恋路は ここで行き止まり
浜町河岸の 小舟に身をよせて
私の恋は 波にゆれます
どうしましょう わからない
私はいけない女でしょうか あなた

人目がなければ 抱きしめられて
くちづけしたい 今日のお別れ
あなたの背中へ 好き好き好きと
小指で残す 紅のあと
もうすぐ春ね お身体大切に
私の夢を 生きて下さい
涙でもう 見えません
私はいけない女でしょうか あなた

197ページに書かれている。

ヒットさせられなくてご免なさい先生。
でも頑張ってCDにいたしましたよ。
# by funny-girly | 2016-10-10 13:16 | Comments(5)

たんと有難う

この頃、まず新派の舞台に掛からない「白鷺」と云う、
泉鏡花先生のお芝居。

たしか、母が尾上辰之助さんと、国立劇場で演ったのが、
たぶん最後。

岩谷時子先生の歌詞と中村泰士先生の素晴らしい楽曲です。
        「たんと有難う」

ごきげんよう あなた
いい思い出を たんと有難う
潮に追われた 鴎のように
あたしは空へ 帰ります

たった一人は 淋しいけれど
心はあなたに
あずけていたから
怖くはないあたし 怖くはないあたし


泣かないでね  あなた
なぜ私たち   わるさしないのに
ながい別れが  来たのでしょうか
しあわせ薄い  性なのね

あなた残して  あたしは逝きます
大事な身体よ
悲しみ忘れて
お仕事してあなた  お仕事してあなた


私、大好きですこの歌。
芝居は、、、今ひとつ判りにくかったような。
ネ、ですから、いつか唄ってみようと思います。

「たんと、、、有難う」優しい言葉ですね。
今なら「メッチャ有難う」「チョーーー感謝」ってな所でしょうか。
# by funny-girly | 2016-09-05 10:30 | Comments(4)

幼い恋の物語

新派文芸部の中川さんが書いてくれた筋書きは、あと回しにして、
岩谷時子先生の書いて下さった歌詞だけをまず、ご紹介いたします。

皆さま、良くご存じの樋口一葉原作「たけくらべ」より。

    幼い恋の物語

きこえてくる 下駄の音

お祭りの 笛

幼い恋は 哀しい  あたしの虹のあと。

二人でいつか  歌いましょうよ

子供の日のように ラララララララ

つめたい空 ゆれるのは

水仙の花

幼い恋は 哀しいあたしの虹のあと。


二人でいつか 歌いましょうよ

子供の日のように ラララララララ

はな緒のあと  にぢんでた

雪の日の 夢

あなたはどこにいるの

晴着を  見せたいわ

二人でいつか 歌いましょうよ

子供の日のように  ラララララララ


静かな三拍子の曲。 一間おいてズドドドドンって入る打楽器がドキッと
子供の日の想いを現実の中に引き戻す。素晴らしい楽曲です。

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# by funny-girly | 2016-08-29 09:39 | 音楽 | Comments(0)

与之さん

今年の3月、国立劇場で上演した「遊女夕霧」を、取り上げてみましょうか。

このアルバムの中で一番たくさん、何回もライヴで唄ってる曲なんです。


新派文芸部、中川寿夫氏によると、、、、


華やかな三味線太鼓も賑やかに、ここ吉原は酉の市。

真面目ひと筋の律儀者、呉服屋の番頭、与之助は今夜も夕霧を訪れた。

いやしい遊女のこのあたしに精一杯の実を尽くしてくれる彼、逢瀬を重ねる度、

夕霧の心の中に与之助への愛しさが大きくなっていた。

けれど、この苦界は悲しい。

惚れた男の甘言にだまされ続けた小紫の若い一途さを、優しく慰める夕霧だが、

それが、明日の我が身とは知る由もない。

やがて、騒ぎとさんざめきが潮のように引いた後、

与之助の顔に暗い陰りが浮かび、夕霧は不安に脅える。

恋に夢中の与之助は、夕霧に逢うために、店のお金に手を付けてしまっていたのだ。

声を殺して泣く与之助。こうして、幸せは音を立てて崩れていった。

それから数ヶ月、木枯らしの吹く中、

与之助の得意客の家々を頭を下げて廻るやつれた夕霧の姿があった。

自分を喜ばせるために獄に繋がれた彼の罪が少しでも軽くなれば、

必死に歩く夕霧が講釈師、悟道軒円玉の家の前に立ったのは、

師走のある日のことだった。

信じ尽くした与之助に騙されてしまった腹立たしさ、けんもほろろの応対だが、

頑固なようでも江戸っ子の円玉、黙って耐える夕霧の人に云えない苦しみが、

いつか胸に染みていた。「で、夫婦になるつもりかい?」

「いいえ、別れてやるのが情けじゃないでしょうか、、、。」

女郎上がりが女房になっては、

心底惚れた与之助のために良かれと偲ぶ夕霧の、背中に悲しみがにじんでいた。


岩谷時子作詞「与之さん」


惚れちゃいけない、   女郎だというのにさ
あんまり初ぶだから   あたしゃ惚れたのさ
お酉さまの    吉原は賑やかで
あたしと与之さんは  幸せな筈だった
        男にも実のある人が  いるもんだね
        背のびをしてはあたしに  貢いでたあの人さ
        あああ、情一すじ  それが仇になる

笑うておくれ   あの人のためならば
地獄の果てまでも  あたしゃ行きたいよ
いやしいあたし   喜ばせようとして
可愛い与之さんは  見栄を張りすぎた
         あの人がしたことは  みんなあたしゆえ
         許してどうぞ泣かずに 苦労なら二人で
         あああ いいことなんか  この世にゃないのだね

縞の着物 紫の羽織着て  
あの人助けてと  あたしゃ西東
誰にでも この頭下げましょう
優しい与之さんは 罪を犯しました
           どうしても出したいの 暗い所から 
           浮く世へ無事な姿で  戻られるものならば
           あああ、あたしは去ろう 出世の邪魔になる


    漠然と唄っている内に、、、愛しい「与之さん」がいろいろな人に成って来るって、
    浮気などうしようもない、夕霧とはかけ離れた女なのでしょうか?私って。。。
# by funny-girly | 2016-08-18 13:36 | 音楽 | Comments(2)

あなたがいれば

新派の婦系図からはじめましょうか。

あらすじ
柳橋芸者、蔦吉がただ一人の人と想う早瀬主税と、世帯を構えたのは、つい最近のことだった。

早瀬の恩師、酒井俊蔵には、内密のことなので、

日陰の身、お蔦にとっては生まれて初めてのしあわせだった。

だが二人の関係は、酒井の知るところとなった。

若い頃、スリ仲間に入っていた早瀬を、今の自分に更生させてくれたのは、酒井であった。

その、大恩有る先生の言い付けに、早瀬は血を吐く思い出必死にこらえた。

湯島の境内で、早瀬から打ち明けられた、お蔦にとって、真砂町の先生の命令とあれば、

別れる意外に道はなかった。

傷心の早瀬が故郷の静岡へ帰ってから、お蔦は「めの惣」の二階で病に伏せるようになっていた。

そんなお蔦の所へ、酒井の娘、妙子が訪れてくる。

居合わせた、芸者の小芳の胸は騒いだ。

妙子は、小芳が酒井との間に生んだ娘だった。

芸者家業の悲しさに、二人の眼に涙が浮かんだ。

お蔦の病は悪くなっていくいっぽうだった。

だがお蔦にとって、失意を乗り越えて、早瀬が鈴岡で、語学塾を開いたのを、

新聞で見られたことは、ただ一つの救いだった。

その早瀨の元へ酒井から、お蔦の危篤を知らせる電報が届いた。

重体に陥ったお蔦の枕辺に座った酒井は、お蔦の哀れさが胸に突き刺さる想いだった。

先生が許して下さった、、、最後の輝きを見せて、お蔦の意識は無くなった。

そこへ駆けつける早瀨、しかし、もう、お蔦の意識は戻らなかった。

「死ぬなお蔦!」早瀨はいつまでも叫び続けていた。


新派文芸部・中川寿夫氏による。



岩谷先生の作詞は、台詞から入って居る。

「奥さん、奥さんなんて、大きな声をおしでないよ、めのさん。
はんてんを着た奥さまなんざ、江戸にはおりません。ね?あなた」

お風呂へ 行くから 留守番して下さいな、 あなた。

     世帯が持てて うれしいわ 

日陰者だよって 人は云うけど  あなたがいれば あなたがいれば それで いい。

ママゴトみたいな 幸せが やっとあたしに きたのです。



「いい月、ねぇ ちょっと ちょっと、ごらんなさいよ。
あなた何だかこの二、三日、ふさぎ込んでばかりいらっしゃる」


二人で湯島へ でかけるのは初めてね  あなた

花見が出来て うれしいわ  例え内緒でも夫婦ですもの

苦労するのが  苦労するのが  楽しみよ

別れておくれと いうことは  死ねと云うのと おなじこと


「お蔦はわづらっております。長いことはないかも知れません。
あなたから、便りのある筈はございませんが、塾をお開きのことは新聞で知りました。
ほら、こうして切り抜きを胸にしっかり抱いております」


逢いたさ 見たさで 何年経ったでしょうか あなた

夢でもいいの 逢いたいわ長の別れです あたしもう、だめ

義理を立てれば 義理を立てれば  逢えません。

月夜に白梅 散るように 死んで行くのも  ひとり旅。


アップテンポのこの曲、お蔦の、喜び、不安、諦め、別れ、、、総て織り込める楽曲です。
# by funny-girly | 2016-08-14 04:35 | 音楽 | Comments(4)

ATASHI

新派・・・って芝居が始まってから、
今年で128年目になる。
いろんな芝居が有ったであろう。
良い芝居は勿論、あらまあ、それってお金貰ってやったの?
何て芝居まで、、、。

なにしろ、最初は、政治思想を広げるためにやったんだと云う。
無論明治時代だ。
反体制の政治思想家がやった芝居である。

大変な歌舞伎ファンだったというけれどどんなモンだったんだろう。
無論、明治の現代劇である。
歌舞伎しかなかった時代に、現代劇を目指した芝居。
新しい芝居。それが新派。
ま、ザックリ云うならこんな風。

私が正式に新派デビューしたのが1955年だから、
新派67年目に、このヘンな女優が入ってきたことになる。
舞台と同時にビクターレコードからもデビューした私なのだ。
そんなこんなで、テレビに出たり、映画に行ったり、、、
だんだん、新派の芝居の難しさに出逢い、引き寄せられて、
魅せられて、胸を張って「新派女優です」なんて、、、おこがましい。

1978年、新派を大好きでいらした偉大な岩谷時子先生の作詞で、
新派の芝居を10作品、オリジナルの楽曲を作ることになった。
作詞は、誰よりも新派好きな岩谷先生、何から何までご存じだ。

では、作曲は、、、ってなって、新派を一度もご覧になったことのない、
売れっ子作曲家、中村泰士氏に決まった。
編曲は当代随一の萩田光雄氏。

その10作品を次々、ご紹介致しますね。
さぁてっと、乞うご期待。

今は亡き、新派文芸部の中川寿夫さんが、
荒筋を実に、判りやすく書いてくれている。

なにから、ご紹介しましょうか知らん。
# by funny-girly | 2016-08-13 03:27 | Comments(2)

チリリリリ〜〜〜

この間テレビでやっていたことだけど、

風鈴屋さんが、この、真夏、この蒸し暑さに、

お商売が、美味くないんですって。

何故ならば、風鈴の音が、な、なんと!生活騒音になるって!

「生活騒音」

悲しくて悲しくて、どうしたら良いのか判らなくなってしまいました。


私たち新派の芝居は、季節ごとに移り変わる「生活騒音」を

大切にしている芝居ですもの。

風鈴がなったら、夏。

夏は暑い。蚊やり線香のけむり。

路地の巻き水、玄関の打ち水。

ここに「きんじょ〜〜えぇきんぎょ」って金魚屋さんまでは来ませんけれど。。。

騒音!・・・工事現場の甲高い音だけが騒音と思っていましたのに。

何かに載っていましたっけ。

ワンちゃんの吠え声が煩いから、声帯を手術するとか?

首輪に、吠えると電流が流れて、ビックリして吠えなくなるとか。。。

完全に動物虐待ですよ、これって。

まだ、幸せな事に現物に出逢っていませんけどね。

都会のコンクリートの箱の中で、ワンちゃんが吠えているのを聞くと、

急に心が温かくなってホッとします。

お留守番しているんだな?

良い子にお勤めを果たしているんだな? 「大丈夫だよ」思わずソッと声を掛けてしまいます。

最初の頃は、カラスの大きな声で目が覚めていたのに、

この頃、何だかカラスさん減ったみたい。

仲良しつがいでカアカア絡んでいる姿が見えなくなって淋しいばかり。

しっかり子孫を残せているのかしら。。。

こんな都会のど真ん中でも、春に鶯がヘッタッペにないたり、

雀がチュンチュクさえずったり。今は蝉の鳴き声がけたたましい。

ああ、夏なんだわ! 蝉がいる夏なんだわって実感する。

その内には、スーイッチョって秋の虫が鳴くだろう。

風鈴のチリリリ〜〜〜ンもその一つ。

「生活騒音」をなくせって云う人って一体どんな人だろう。

日本人の季節季節の生活をしっかり切り取ってお見せする、

新派にとって泣きたいような、、、「事件」です。

なおなお、新派の中に残さなくっちゃ!

あぁ、新派、それ自体が残らなくっちゃ!!
# by funny-girly | 2016-08-07 22:28 | 悲しみ | Comments(9)

水谷八重子 タワゴト


by funny-girly