水谷八重子 タワゴト

by funny-girly

旅は道連れ五月晴れ

7月になってしまった。、、、もう!

今年は、旅が多い。

旅だろうと、何だろうと、芝居は楽しい。

5月は、大阪でお稽古をして、九州〜四国〜中国地方、

静岡から最後は大阪梅田芸術劇場で千穐楽。

皆さんに酷いご迷惑をお掛けした旅だった。


崩した体調を、持ち直し、お医者さまから、、、、

「間質性肺炎は、そのままですが、悪くはならないでしょう。

インフルエンザは完全に治っていますし、普通の風邪も治ってます」

って、確かに仰って頂いて、稽古に合流しました。

私、云われた通りに、一座する皆さまに申し上げた。

「風邪は治りました。ご心配掛けましたけれど、大丈夫です。

ときどき、咳が出ますが、親ゆずりの喘息ですから、ご安心を」


稽古に入って、翌日、相手役の渋谷天外さん、お顔が真っ赤。

冷や汗がタラタラ、、、、。咳もゴボゴボ。

風邪の残りを見事に差し上げちゃった!


それでも、ゲストの私に、お気をお遣い下さって

「大丈夫、大丈夫、飲み過ぎで〜す」


後に知ったことですが、それからは、次から次にと、

私の風邪が回って、回って、回っていって、、、出演者全員に。

スタッフさんたちにも、もれなくお分けしてしてしまったとのこと。

旅に行った全員にくまなく回ったんだそうで申し訳なくって。


天外さんはこよなくお酒が好きで、毎夜毎夜の酒。

赤鼻のトナカイみたいなお鼻になって、、、

「そんなに飲んだら身体壊すわよ」って云ったら答えが最高。

「ゆっくりと自殺してまんねん」

楽しい、、、美味しいもの食べ過ぎの旅でした。
# by funny-girly | 2014-07-04 17:08 | Comments(4)

大阪で思い出す。。。

6月になりました。

5月で、その役目を終えてしまったSTB139を、
大阪の地で思っています。

数々の思い出を作ってくれたSTB139。
大阪の宿で、馬鹿な私は自分のブログを読んでいる。
そうしたら急にSTBに会いたくなってしまった。
一番古い思い出って何だったんだろう、忘れてしまっているけれど。

石井好子先生の84・5才のお誕生日コンサート。
客席から、84・5才の先生が颯爽とステージに。

客席からステージに架けられた3段の階段を、
先生の中ヒールの格好いい細い足がトントンと軽く上がっていらした。
余りの美しさに、ゲストで呼び上げられた私は、
トトトントントンとバランスを崩して、まあ、カッコ悪かった。

それ以来、STBの3段階段は、苦手になった。
その石井階段も、もう何処にも無い。

胸をドキドキさせながら、リュウさんの歌を聴きに行ったっけ。

STB139で唄おう!って決意したのもこの時だった。
リュウさんの事務所の寺島さんに出会えてから、唄おうって冒険に火がついた。
そして、増崎さんとの出会い。安部さんとの出会い。

増崎さんにはいろいろと教えられた。

「唄う!」ってことは、私にとって大冒険だった。
{良重}の名前を捨てて以来、八重子になってからまるで唄っていなかった。

冒険の始まりは、経験のあったディナーショーだった。
これまでサポートしてくれるバンドはみんな「良重ちゃん」って呼んでくれる世代だった。

ジョージ・川口さん&ビッグ4とはどんだけ世代の開きがあっただろう。
増崎さんのギターが眩しすぎた。恐れさえ感じていたっけ。
泣きそうに心細かった。

いよいよ時間が来て、さあステージにって云うとき、
増崎さんがメンバーに力強く云った。

「なにがあっても、歌について行くぞ!」

100万の味方に囲まれた気がした。
このお陰で私の「唄いたい病」に油を注いじゃったんだけれど。

その結果、初めてSTB、いわゆるライヴハウスに挑戦したくなった。

私にとってライヴハウスも、ディナーショーの延長だった。
それしか知らなかった。

格好良くって必死に突っ走って唄ってた私。
歌詞を間違えても体裁を整えていた私が、
MCで「間違えちゃった」ってことを喋った。

ギターを抱えて増崎さんがマイクに云った。
「間違えたらやり直しましょう!」

私が「ま、良くあることですので」

増崎さんががんとして云った。
「いえ、やり直しましょう!」

私も意地になって云った。
「じゃあ、2コーラス目だけ」

お客さまは増崎さんの味方だった。

そーなんだ、ここはライヴハウスなんだ、生なんだ。
お客さまと一体になって、今、ここを楽しむんだ。
生って今を生きるって事なんだ。

増崎さんにそんなことを教えられたSTB139だった。

増崎さんとはそれが最後だった。
「ピーヒャラピーヒャラ」のBBQの復活で忙しくなってしまったからだ。

それ以来、ピアノの安部 潤さんをてんてこ舞いさせている。
口数のメチャメチャ少ない安部さんが要をしっかりに議ってくれている。

最愛のライヴハウスを失って、私は次なる冒険を決意した。
恐れを知らぬこの冒険に安部さんも付き合ってくれる。

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さようならSTB139.思い出をイッパイありがとう!
# by funny-girly | 2014-06-03 00:23 | Comments(8)
終わってしまった。

大好きだったSTB139。

六本木の老舗のライヴハウス。

完全に過去形で云わなければならなくなってしまった。

夢だったSTB139.

幾ら待っていたって、あちらから「出て唄って下さい」

なんて、オファーがあるわけじゃない。

自分でやらなくては!

勇気がいった。 怖かった。

でも、勇気を持って突破した。

2014年4月17日「歌は、私のミニドラマ」

思いっきり唄った。

体調は、、、最悪だった。

間質性肺炎、、、この日までには直らなかった。

インフルエンザに初めてかかっていた。

客席に降りて、お客さまのテーブルを回って、

ドアのところでお見送りするのを恒例にしていたのに、

もしも、写しでもしては、、、、、と、止められた。

でも、若いバンドのメンバーには写らなかった。

息も切れずに夢中に突っ走れた。

音楽監督、アレンジメント、ピアノ、キーボードの安部 潤さん。

チェロ、ギターの伊藤ハルトシさん。

ドラムスの沼 直也さん。

ベースの山敷亮治さん。

演出の青井陽治先生。

誰もインフルエンザにはならなかった。

だから私も、もう、インフルエンザは完全に治っていたんだわ。

そして、その、前日に誕生日を迎えてしまった私を

優しくケーキで迎えてくれた。

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無我夢中の最終のショーは終わった。

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この日のスペシャルドリンク、、、、、一口なめたら、、、美味しかった。

開演1時間前くらいに、楽屋にお目見えする。

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舞台と舞台裏を仕切っている1枚のカーテン。

このカーテンの前で「パシャ! 「さ、行こう!」

「さ、行こう!」

この秋、同じメンバーで、私は唄う。

もう、このSTB139は、、、もう無い。

みんなで銀座にお引っ越し。

お客さまもお引っ越しに賛成して下さるかしら、、、

STB139のお庭やテラスの写真、

今度、アルバムのページをめくって見ましょうね。
# by funny-girly | 2014-05-24 07:37 | Comments(6)
随分ブログの更新を怠っていたのだわ、私。
IDもパスワードもすっかり忘れて、しばし、途方に暮れていたんですもの。

終わっちゃった。
終わって仕舞いましたわよ。

春と秋とライヴをやってたSTB139。
憧れだったライヴハウス。

5月の末で取り壊されるんですって。。。

歌舞伎座みたいに、テナントビルがそびえ立つ代わりに、
立派な新築歌舞伎座が出来るって訳でもない。

淋しい、、、ンじゃないのかな?みんな。

おセンチこいってたってしょうがない。
終わっちゃった私のライヴ、記憶しておこう。すぐに「忘却の彼方」に云ってしまうんだもの。


1)HELLO DOLLY
2) IF I GIVE MY HEART TO YOU
3) BOHEMIAN RHAPSODY
4) 百万本の薔薇
5)WEST SIDE STORY SUITE BY ABE JUN
6) 与之さん
7) THE LADY IS A TRAMP
8) AIN'T MISBEHAIN'
9) SEX MAD
10)人生は過ぎゆく〜〜愛の賛歌
11)あなたの声を聞けば聞くほど
12)CRY ME A RIVER
13) CABARET
14) DON'T RAIN ON MY PAREDE
15)I'LL SEE YOU IN MY DREAMS~GOOD NIGHT SWEETHEART

随分細かくとちったような気がする。
一度も間違えた事の無いヵ所を、大馬鹿三太郎風にトチってた気がする。

泣いても笑っても最後は最後!思いっきり良く、これが最後!笑うっきゃない!

ああああああ、17日の私の最後と、18日の最後の日が重なって、
ますます、豆腐のような頭がグチャグチャ。

写真の方が裏切らないかもネ。。。。

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几帳面な安部さんから送られて来た18日の写真!


まだ、本当の淋しさは感じていないみたいな私。
遅まきな私には、忘れた頃にどどどどどどどってやって来るんでしょう。

忘れないでいて下さいませ、ネ。六本木のど真ん中にあった、このライヴハウスを。
# by funny-girly | 2014-04-21 11:39 | Comments(6)

お父さん

安井のお父さんが、逝っちゃった。。。

私たちに、ちょっとは連絡くれても良さそうなんだけど、、、何にもなかった。
それが、安井さん。そんな風にメチャクチャ口数の少なすぎる人。

何ヶ月ぶりかの読み合わせで、顔を合わせると、
「何か、連絡してきたってイイジャナイ、ねぇ、お父さん」
惚けた顔で「なんか、ボクに用事あったの?」

稽古がだんだん煮詰まってくると、
誰も自分の通勤着や、稽古着に気が行かなくなる。

そんな時でもお父さんだけは目立たずオシャレ。

常にカッコ良かった!
麻雀は、、、殺してやりたいほどに強かった!
でも、温和し過ぎる人だった。

弟子にまで、娘さんにまで、遠慮をしていた。
それも、最愛の奥さまを亡くされてからのようだった。

お父さんは、新派の100年記念公演の時のように思うけど、
昼の部に「婦系図」の酒井先生。
夜の部には「鹿鳴館」の飛田天骨。
後、3日で千穐楽と云う時に、東屋に座って、
雇い主の伯爵の立てたお茶を飲みながら、
実に怖い話しを話し込む。
それを。私と小間使いの久里子さんとで聞き入る場面がある。
殺し屋のメイクの下から、土気色に見る見る変わるお父さんの顔を、
芝居を離れて二人で見つめ合っていた、演出と違って二人で硬く手を繋いでいたっけ。

お父さんは役を終えるとすぐに病院に入院して、すぐ手術だった。
千穐楽まで持たす筈の薬が、3日分足りなくなっていたのに、
遠慮深いお父さん、それまで大きな病気をしたことのなかったお父さん。
もう1日くらい大丈夫。弟子もみんな忙しいんだし、、、、って人だった。

それがもう20数年前の事。
「お父さん、芝居って好きなの?」って聞いたことがあった。
「でもね、、、みき(奥さま)が死んじゃったから張り合いがなくってね」
すぐ、1秒もおかず、「でも、芝居はしてたいよ」

この、お父さんの声が、言葉が一番私の心に残っている。


もう、、、こんな、、、時間。
明日になったら、、、きっと、、、もっと、楽しい話しが書けそう、、、、、


ひとまず、、、お休み、、、、お父さん。
# by funny-girly | 2014-03-08 03:45 | Comments(11)
間質性肺炎・・・って病名を頂きっぱなしの私だけど、

12月の演舞場「三婆」

1月の三越劇場「明治一代女」

2月の演舞場「膝栗毛」

けっこう、頑張って来ましたよ。

それほどの無理もしないで。

肺って、大事なんだな、、、ってつくづく思いました。

階段が敵です。早く早く早く治りたい!

セリフよりも、歌の方が、ちゃんと呼吸するので良いみたい。

でもね、身体が自然に動くし、動いちゃいたいし、、、。

4月17日のSTB139,スイートベイジルのライヴまでには、、、

私は治る!思いっきり唄う!思いっきり飛んで跳ねます!

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未だ、春は遠いいけれど、お花見済んだら、STBって予定して置いてネ、、、
# by funny-girly | 2014-02-20 07:55 | Comments(2)

うらみ雪

憎っい雪。
雪にメチャンコ弱い、この東京。

チョー満員のお客さまが溢れていた演舞場。
雪で行かれなくって、、、ってお客さまが。

自然のお天気の事、誰も怨めはしない。
150人の団体が崩れて良い席がら空きなのに、
勿体ない。何だかとっても勿体ない。

そんな淋しい客席を前にして、
座長・藤山直美さんは燃える!

こんな日に、わざわざいらして下さってと!
そんなところが嬉しい。凄い。頭が下がる。

だから、ご一緒してるみんなも熱演。
淋しかった客席がいつの間にか、
物凄い熱い客席に変わって、笑いこけて下さったお客さまから、湯気が出る。

獅童さんなんて、汗まみれ。
お酒が入ったらメチャメチャになる役を、ビックリするほどの熱演。

手にした彼のお守り袋が、グッチャグチャ、の汗の熱演。
楽しい一座です。
明日こそ、すっかり雪が溶けて、はち切れんばかりのお客さまをお迎えしたい。

こんな、素敵な忠太郎を息子に持っているんですもの。
# by funny-girly | 2014-02-15 02:55 | Comments(11)

雪???だよネ。

とうとう、2月になっちゃいました。

と、、、こうして、久々にブログに向かっても、

「な、何を???」って戸惑っているだけの私です。

ま、許されたいな。

何年ぶりかの東京のどか雪。

どうやって車を捕まえたらよいのか、あらゆる手を尽くしましたが、、、、。

本当に、都会って弱いですね。

流行ばかり、口ばかり、まるで私のようです。

って云ってるヒマにも、何とかしなくては!

どうぞ、大雪の中、新橋演舞場に無事に付けますように。
# by funny-girly | 2014-02-09 07:46 | Comments(14)

明けまして

新しい歳が、明けた。

そう、明けたんだ。

実感が無い。

芝居が続いて居るせいか?

そうでも、なさそう。

私の中の何処かに「あら、そうなの」

って、冷めている部分があるのかもしてない。

それとも、何ともはや、鬼の霍乱で病気をしたからかも知れない。

それも、「病名は変わりません。間質性肺炎です」と云われつつ、

病院から芝居に通って、点滴の針は刺したままの舞台。

熱演の久里ちゃんにムンズと掴まれて、心の中で「ひ〜〜〜〜〜」と悲鳴。

点滴もなくなり、朝昼晩にビタミン剤を飲むだけになって退院。

普通、退院って「おめでとう」の筈なのに「間質性肺炎にかわりはありませんから」

と、念を押されての退院だったせいもあり、、、、。

年越し蕎麦だ!トロロが美味しい、、、天ぷらが美味しい、、、何てはしゃげなかったし、

お不動さまに行っても、あれ買って、これ買って、、、ってこともなかった。

お札を大事に頂いて、車で待ってくれてた久里ちゃんに、甘味屋止めようって、

云ったら、いつも許さない構えの久里ちゃんが「そうしよう」って素直。

「お梅」の重さを感じてるんだなって、頼もしくなった。

私も、今までにない「秀吉」で立派にサポートしなくっては!

昨日の続きで、今日が来た。

今日の続きで初日が来た。

お正月とは口で云うばかりで、、、

つまり、、、

昨日の続きで初日が明いたのだ。
# by funny-girly | 2014-01-04 00:30 | Comments(19)

ケンサ

11月4日に新潟の新発田での「花影の花」が終わって、
まずは、私1人の冒険も終わった。

しばしの隙間に、ほったらかしにして置いた怖い検査を、
思いっきり受けた。

父も癌。母も癌。私は95%癌だって、NYのお医者さまに云われてから、
もう、、、、何十年だろう???

年と共に、検査が怖くって逃げたくなる。
でも、この身体がたった一つの私の財産。

トラちゃんの検査が皮切りでした。

「お気の毒です。切れない癌です」
辛いつらい抗癌剤治療にトラは耐えた!
余命半年、、、がもう4年半になる。

ふた月に一度、それでも検査を受けている。
まずはトラちゃん、東大病院でくまなく検査。
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「緩解ですよ」と主治医の先生。
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我が輩はトラさまであるぞぉ。
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ときたま、赤ちゃんにもなって見る。
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秋って眠いよね〜〜ふわ〜〜〜
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うん。もの思う秋。
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読書の秋。。。
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2人とも、検査、無事通過。
さあ!秋を頑張ろうね!
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# by funny-girly | 2013-11-08 01:15 | Comments(7)

チャレンジ

年に2回の私のライヴ。
なんだか、終わってみると、この日のために、
仕事をしてきたって、そんな感じすらする。

それほど「歌」って苦手な私なのだ。

16才でレコードレビューしたのだから、キャリアだけは半端ない。

初生舞台は、日比谷野外音楽堂。
師匠・服部良一先生が付いて来て下さって、
「大きく口を開けて、一杯に息を吸うんだよ」
そして、イントロで私は蚊を飲み込んだ。

4小節は、目を白黒させてダンマリだったと思う。

如何に音楽的に恵まれて生まれて来なかったかと云う話しは、
とても仕切れたモンじゃない。

そんな私が年に2回もライヴをやる。

「歌」と云う、制約の中で「歌詞」と云う「台詞」を、
どこまで自分の言葉に出来るか。
どこまで、この「台詞」をお客さまに伝えることが出来るか。
「唄う」と云うことは「女優=私」への挑戦なのだ。

そう、思ったら、止められない挑戦になってしまった。
そんなチャレンジに「音楽性」を保ってくれる嬉しい人「安部 潤」さん。
そして、彼が選んでくれた素晴らしい仲間。

今回、その嬉しい仲間と、挑戦の幕開き前の集合写真が撮れなかった。
残念!でも、無我夢中の挑戦は、今年も終わった。


お客さまの為に少しでも美しくありたい、って。
痩せられないクセに苦労する。

出来てきたドレスを早速、家で着てみた。ドスッピン。
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うん。腕も充分上がる。

ああ。当日。安部さんのお写真をお借りして。
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本日のスペシャルドリンク「愛の賛歌」
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岩谷時子先生に献杯。。。

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取り損なった集合写真、ピンぼけでご免なさい。
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楽屋でにっこり。メイク完了と偉大なアーティスト。
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来年の春を目がけて、挑戦を続けます。
みなさま、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
# by funny-girly | 2013-11-02 12:43 | 音楽 | Comments(5)

花影の花

この10月13日に、気絶しそうに緊張したまま、
能楽堂での1人芝居「花影の花」の再演があった。

1人芝居だ。たとえ台詞トチッテも人に迷惑が掛からない。
なんて、そんな気持で楽しんで演じて来た「花影の花」。

国立能楽堂なんて、足が竦むような所でも大石りくは楽しんだ。

奈良の立派な能楽堂で、千穐楽を迎えた時も、
楽屋の外に来た鹿と楽しんだ。

新潟からスタートして北海道にも渡って。
計、10回の公演を楽しんで来た。

それが、、、どうだろう。

改めて再演となった、この13日。
恐くて恐くて震えて終わった。

そして、21日がもう、間もなくやって来る!

楽しむ、、、って感情を使い果たしてしまったのかとも思う。

銕仙会って能舞台がそうなのかも知れない。

泉鏡花先生の「歌行燈」の時、
観世栄夫先生にお稽古をして頂いた大切な思い出の場所。

能なしの芸者が唯一仕込まれたお能。
その観世先生の稽古も厳しかったっけ。

観せるって事は、楽しむ物ではない厳しい物なのだって、

私の身体の何処かが覚えていたのかも知れない。

同じ扮装のまま18才から60過ぎまでを演じる。

恐い! 本当に恐い。

だから、ここで吐き出してしまっておこう。

こんなに恐がらず楽しんだんだってことを、
思い出して置こう。
書き残して置きたい。楽しんだポスターと楽屋。

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千穐楽の奈良
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御宗家はいつもにこやか。冒険好きな楽しみ名人
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あの〜御宗家〜 え?
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どうぞ、21日大石りくを生きられますように。。。
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あぁ。。。やっぱり恐い。。。です。
# by funny-girly | 2013-10-18 02:45 | Comments(8)

もう、秋、ですね

台風の影響か、何だか、いつまでも、蒸し暑い秋だ。

まるで、夏を忘れるなって云われているみたい。

今年の夏は「巡業」だった。

8月18日戸田市で初日を明けて、9月30日金沢まで。

しかし、ちょこっと、東京に戻されたり、、、

不景気のせいか公演回数は割りに少ない旅だった。

早い時期に仙台に移動した。

移動日+休演日で2日間の休みが出来た。

「楽天」のお友達がネット裏に2日間とも、

ご招待下さった。しかも3人も。

他の何人かが、外野席で観ると一緒に出かけた。

1500円の外野席、後500円出すと、グリーンのユニホームを、

羽織れるらしい。2日間の観戦で、楽屋に楽天グリーンが目立った。

この、2日間「楽天」は最低なゲームだった。

打っても守っても、ダメなチームだった。

我々が芝居に戻った日、マークンが投げて快進撃が始まって優勝!

未だに「なんであんな応援しても応援してもダメなのが何で?」

優勝!が嬉しいけれど信じられない試合だった。

新派は楽天の貧乏神か。。。熱い応援が懐かしい。

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こんな、オヤツも懐かしい。
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ひょこんと東京に返されたとき河口湖でコンサートがあった。

真夏にベートーベンの第九のコンサート。

憧れのテノール吉田浩之先生にお招き頂いて跳んでいった。

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お客さまが満杯に入った。PAがいる!
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コーラスが、カラフルなTシャツで並んだ!凄い!凄かった。
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バスの旅が、私は好きだ。
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道草も好きだ。
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小倉での公演は無かったけれど「もり田」には行った!
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何でもない知らない景色に引かれる。
知らない土地に知らない人達が住んで生活している。
そんな風景が私は好きだ。
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高速道路からの景色は観光だ。
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京丹後から福井を通って金沢に
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そして、「三婆」の旅は終わった。
良い旅だった。お客さまのおかげの良い旅だった。
# by funny-girly | 2013-10-11 12:53 | Comments(2)

ご免なさいませね。

お蕎麦のグチを書いてから、

ずーぅっとそのまま。

同じブログをさらしっぱなし。

ご免なさいませね。

やはり、まだまだ、書けません。

せめて、せめて、せめものことに、

秋の装いに直しておきます。

見捨てないで、下さいませね?
# by funny-girly | 2013-09-27 12:16 | Comments(6)

苦い苦い蕎麦の味

こんな、メールが、昨日になって届いた。

作家でも、エッセイストでも、何でもない私だけれど、
いえ、それだけに、馬鹿な苦労をして、必死になって書く。

書いた後は、ホッとしてすぐに忘れる。
忘れていたところにメールが思い出させてくれた。

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水谷八重子先生

謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
過日、水谷先生に146号掲載分と致しましてエッセイご執筆のご依頼を申し上げ、
先生より御稿を賜りました。誠に有難うございました。

その後先生へゲラのご確認をお願いするなど、
ご多忙の中貴重なお時間を頂戴いたしましたが、
内容につきまして再度検討を重ねましたところ、
文中にご登場の高橋名人は弊誌のスポンサーである「新そば会」の会員ではないことから、
全国新そば会で配布するには難しいとの判断に至りました。

大変楽しく含蓄ある内容でございますが、今回の御稿の掲載はお見送りさせて頂き、
新そば147号(11月発行)へ再度お書き直しをお願いする次第でございます。

大変お忙しいところ恐縮ではございますが、
なにとぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

また、原稿料をお支払いいたしますので、至急お振込先をお教え下さいますよう
お願い申し上げます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。
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一生懸命書きました。
料理一般、お蕎麦をウンヌンするなんて、おこがましい私です。
素晴らしいひとときの思い出を書き殴った雑文です。
使われなくなった、私の思い出。葬られた私の思い出。
ブログに残しておきたくなりました。
お暇な方はでうぞ。。。。

***************************

 もう何年くらい前になるだろうか。
 「ごくごく内輪での、お花見をするから是非どうぞ」ってお誘いを頂いた。
 
 お花見って事は、あの、悲劇の3・11の前の前の春だったように思う。
 実に魅力的なお誘いだった。
 場所がまず、憧れの三つ星レストラン。勿論、超一流のフレンチだ。
 シンデレラのお城のようなその場所を、
 一階から、四階までご自由にお楽しみって。
 各階によって、違うお料理をお楽しみって。
 あらゆるワインを取りそろえって…これは飲めない自分をチョッピリ恨んだんだが。
 
 そのお店のお庭に、桜の木がある訳ではない。
 玄関ホールイッパイに、桜の花が咲き誇っている。
 お店のオーナーのご自宅に咲いた桜がホール狭しと飾られているのだ。
 な、なんて贅沢なお花見!
 一階の1番広いお部屋は、何やらまだ準備中らしく、
 二階のお部屋で、ワインとオードブル。
 三階のお部屋も、それぞれのグループで楽しめるようにテーブル席がセットされている。
 四階が、ああ来なけりゃ良かった、デザートのお部屋。
と、その隣はバンド演奏があるらしいセッティング。
 
 各階で、勝手気ままに、フレンチのオードブルから、
 ワイン(ああ、詳しい人なら、泪とヨダレをたらすであろうに)オンチな私が一口舐めても、
 ビックリする美味しさだったから、せめて名前と年代くらいは…と悔やまれた。
 
 そうこうする内に、一階のメインのご準備ができましたので…とお知らせが。
 オナカの方もだいぶ落ち着いてきていましたし、もうしばらくして、
 皆さんがお戻りになる頃に…と構えていた。
 そろそろ伺って見ようかしら…と、一歩入って驚いた。
 
 フレンチの家具調度、豪華なシャンデリアの下に、
 大きな「コ」の字型のテーブルが置かれ、白い晒しがテーブルを覆っている。
 
 その「コ」の字の真ん中にオジサンが三人。
 ねじり鉢巻き、揃いのTシャツ。胸には大きなダルマさんの模様が。
 キョトンとしてる間に、ざるに載ったお蕎麦とつゆが運ばれた。
 やっと私は思い出した。招待状に書かれてましたっけ!
    「桜をめでて、高橋名人の蕎麦を楽しむ」

 訳も解らぬまま、フレンチに引かれて来た私だったんです。
 
 ま、ともかくメインのお蕎麦を一口。
 
 違うんです。今まで私が知っているお蕎麦とは。
 何処が?と云われても、何も云えはしませんが、とにかく、違うんです。
 魔法のようにツルツルツルツル、留まるところが無いように、
 入って行ってしまうんです。
 あっと云う間の出来事でした。
 気が付いた時には、すでに、もう、ザルは空でした。
 
 しばらく我を忘れて、ボーッとしていました。
 今、私がズルズルって食べたのは、確かにお蕎麦だった?
 お蕎麦って、こう云うもんだって、勝手に決めつけて、
 今まで真面目に味わったことがなかったのかも知れない。
 でも、違った。確かに違っていた。
 たかが蕎麦、されど、されど、何処にもない蕎麦だった。
 
 あの時いがい、あれ以降、まだ一度も出逢っていない。
 何処の、どんなお蕎麦を食べても「これじゃない」って思う私がいる。
 あのダルマ模様の高橋名人のお蕎麦に出逢ってしまった私って、、、
 幸せだったんだろうかしら?
 それとも、あの味を知ってしまった私って、不幸だったのかも知れない。

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 蕎麦について何でも良いから書け、、、って云われて、
これ以上の蕎麦については何も書けない私だった。
 
幻の高橋名人、、、蕎麦にも、派閥があり、こんな幻の人でも、
何処かの会員、派閥に属しているのかしら、、、。

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# by funny-girly | 2013-08-01 11:09 | Comments(8)
さてもさても、すっかりブログにご無沙汰を。

未だ未だ死にはいたしませんわよ。
このブログ,funny girl。

6月の三越劇場の「金色夜叉」の間がまるっきり跳んでいる。
朝が早い。
セリフが大変。
足の指の骨折が痛む。

何だか三重苦で懸命に努めた舞台・金色夜叉。
いま、思うと、必死だったけれど、楽しい芝居でした。

常識を逸脱している色気違いのような赤樫満枝。
結果、実は、常識にかなった生き方の女・赤樫満枝。

挑みがいのあるお役でした。
でも、合格点の取れた回があったのか、どうか。

無かった、、、と、思います。
ああ、もう一度、挑んでみたいって思っています。
間 寛一さんの風間さん、是非その時には、是非ともよろしく。

そして。。。
むせかえるような暑さの中、
脳味噌が沸騰しそうな祇園祭の熱。

そのど真ん中での「東京物語」。
え? お客さまがいらして下さっている。。。
祇園祭の中、南座はいつも空いていると聞かされていたのに。。。
ゲリラ豪雨の中、お客さまが入って下さっている!

え?お祭りの最高潮を過ぎたのに、お客さまはいらして下さっている。
とうとう、千穐楽まで。。。
大入りを頂いて帰京。

しばし、ニャンコにうつつを抜かし、やっとブログに辿り着いた。

忘れないでいて下さいね。
私もブログを持っているってことを。
何の取り得もないけれど、御託を並べているってことを。

祇園祭の京の空。
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嵯峨に行って、懐かしい辛し豆腐を。
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もう名前忘れちゃった。爽やかな貝柱の貝。
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夏野菜の冷たい炊き合わせ。
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ハスのうてなに乗って登場。。。

京都は千穐楽を迎えたが、愛知県知立市
石川県小松市、新潟県見附市と
後、3回公演出来る。

ああ後、3回で平山医院の家族が終わる。
でも、新派家族に終わりはない。
# by funny-girly | 2013-07-22 15:36 | Comments(21)
2013年春のSTB139のライヴ終わりました。

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曲目などちょっと書き留めておこう。
サブタイトルを「ジャズ歌手みたいに」なんて付けてしまったので、
The lady is a tramp
My funny Valentine
Ain't misbehavin'
Cry me a river
まずは、アメリカの歌で、、、。
ちょっと気取ってステージに居っぱなし。
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与之さん(遊女夕霧)
私はいけないおんなでしょうか(明治一代女)
女には恋(金色夜叉)
新派オリジナルも、、、。
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百万本のバラ
Bohemian Rhapsody
あなたの声を聞くほどに
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カントリーメドレー
十数曲の西部劇メドレーとうとう客席に降りちゃった。
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Cabaret
I'll see you in my dreams~good night sweetheart
いつもの通り、お見送りを、、、。
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ジャズライヴ風に演奏もたっぷりと。と、いつもと違う感じ。
安部さんのピアノやハルトシ君のチェロ、ギター等、
アドリブを聞いて居ると、聞き惚れて次の歌い出しを忘れそう、、、って、
こんなとこが、素人なんだろうな、、、。
プロならウンウンウンって乗って乗って声が出ってっちゃう。
素晴らしいメンバーに囲まれて。
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沼 直也さん、音楽監督ピアノ&キーボード安部 潤さん、
伊藤ハルトシさんと山敷亮司さん。

素晴らしいお客さまが相手役になって優しく包んで下さいました。
有り難うございました。


そして、それから2日後、
凄い五月晴れのなか、奈良の能楽ホールで、
平岩弓枝先生の「花影の花・大石内蔵助の妻・りく」
1人芝居の千穐楽を迎えました。

奈良の皆さま、薬師寺の方々、天理大学の方々、皆さまのご後援、
そして、大阪から駆けつけて下さいました後援会会長鴻池さま。
発信元の新潟りゅうとぴあの方、別れがたいスタッフの皆さん。

帰りの新幹線の中、、、うつらうつらと、時をさかのぼったりして。

花影の北海道シリーズまでさかのぼり。。。
登別の「滝の家」さんの大女将さんが亡くなって、お参りもしていないのに、
札幌に出来た茶寮「滝の家」にお呼び頂いた。ってところにさかのぼる。

う〜〜〜ん、今、思い出してもヨダタレもの。


北海道の恵みをふんだんに使い、繊細なお料理に仕立てあげる。
北海道で、和の芸術に触れました。ご馳走さまでした。
# by funny-girly | 2013-05-13 17:31 | Comments(23)

時の流れが。。。

時の流れは早いものです。

「花影の花」。。。北海道の皆さまにお喜び頂けたようで、嬉しいです。
後、奈良を残すのみとなりました。

今日は、もう、後、6日後となったSTB139スイートベイジルのリハでした。

午後3時から、なんと、9時半まで、ガッツリとお稽古でした。

メチャンメチャンに忙しい安部 潤音楽監督が「通し稽古も」と頑張って下さいました。

今回は「JAZZ SINGER 」のようにって開き直ってみたのですが、、、

私がレコードデビューした頃には、横文字の歌はすべてJAZZって云われてて、、、

カントリーに憧れていたのにJAZZ。
ポップスを追いかけるだけなのにJAZZ.
へたすりゃハワイアンだってJAZZって云われていた時代。

経歴にも「JAZZ歌手」としてデビュー、、、なんて。

開き直っては見たものの、やっぱりJAZZなんて唄えない。
でも、素晴らしいバンドの面々で、ジャァジィな気分で。。。

今回、初参加のギター伊藤ハルトシさん。
(ヤダね、1984年生まれだって!)
3才からチェロを弾いている人。
一度、ぶつかってみたかったMy funny Valentine をチェロと。

リチャード・ロジャースのこの曲、ロマンティックって思っていたけど、
ただのラブソングではない。ドジで不器用なおかしな彼、でも、
そのままでいてよねぇ〜〜〜〜って。
やっぱり、日本語で伝えたくなっちゃった。

その辺に、安部音楽監督のアレンジの腕が冴える。
ヤダ!私、大緊張している。

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ハルトシさんです。

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安部さんです。密かにピーター・ラビットと云っています。

西部劇のメドレーを懐かしいって仰有って下さる方が多いので再演を。
なんと「人には添うて見よ、馬には乗って見よ」って良く云った。
ドラムスの沼 直也さんがカントリーの超人だったとは!
13曲のメドレーではドラムスが一番苦労するのに。
13曲、総て彼が知っている曲だったとは!

楽しい、頼もしいメンバーに支えられて、思いっきり弾けたい。

勿論、私好みのドラマティックな曲も4曲。

しっかり新派の宣伝もと、生で唄うには難しい金色夜叉「女には恋」も。
これは、1978年に(ヤダ、ハルトシ君まだ生まれてない)
岩谷時子先生の作詞、中村泰二先生作曲のレコード、
新派の作品を10作品、10曲にしたアルバム。
今回、CDになりましてSTBでも発売いたします、、、ちょと恥ずかしいけど。
寝かせておくには勿体ない曲ばかり。
今回、この「ATASHI」から3曲を。

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ああ、私、頑張らなくっちゃ!ね?安部さん?
# by funny-girly | 2013-05-04 01:36 | Comments(8)

役者冥利

時の流れとは早いもの。。。

そう、心して挑んだ「トリビュート・越路吹雪」。

私の中には昨日のことのように、

息づいている越路のおねぇまだけど、

記憶の彼方って方だったり、

まったく知らないって云う方だったり、と、

いろいろな方を想定しつつ、

口から泡を飛ばしてしゃべる1時間だったけれど、

「生の舞台を見たことはないけど」ってお客さまが

乗って聞いてて下さるので、

よけいに神経を張りつめて熱弁をふるってしまう公演だ。


それも、中日を過ぎた。

「大石りく」に戻らなくては。。。

今回、初めて知った事がある。

と云っても、豊かな声量、音域、呼吸法を、

マスターした方にはまったく馬鹿らしい事、だろうけれど。


自分の言葉で話す舞台用の声と、

台詞で(時代物、現代劇を問わず)出す声と意外や出所が違うと云う事。

その上、唄う声(私みたいなガラガラ声でも)出所がこれまた違う。

初めて知った事、自分の言葉を使って、

舞台でシャベリまくるって云うのは、

いつもと違う、慣れていない発声なのだ。

「大石りく」の感極まった台詞の方が、

やり慣れた、使い慣れた声なのだ。


発信元の新潟「りゅうとぴあ」から、

りくの舞台写真が送られて来た。

自分で、今、見て、自分ではない顔に見える。

もう一度、じっくりと見ていると、

あの「大石りく」に戻れるような気がしてくる。


使って良いのか悪いのか解らないけれど、

石川 純さん撮影の「りく」を、もう一度見てみよう。

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大三郎を祝うて父上が鼓を。では、私が、、、

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敵を討つと云う事は、ご公儀にたいする謀反、、、

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あなた、これで良かったのでございますか、、、

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おそばに参りとうございます、、、


新潟発は、北海道に、長万部〜美唄〜札幌〜伊達とに「りく」は参ります。


5月10日六本木のSTBで思いっきり、

ジャズ、ロック、シャンソン、カントリーを

唄いまくりまして、、、

5月12日古都・奈良にて、もう一度、りくに戻ります。

平岩弓枝先生の「花影の花」。。。

大石りく、、、別れがたい、、、初めての能舞台でございます。

二代目・水谷八重子は「大石りく」「水谷良重」役に燃えて、

役者冥利に両の手を合わせております。
# by funny-girly | 2013-04-20 02:04 | Comments(2)

想い出

「花影の花」なかば・・・殿さまの敵討ち、どころでは無くなって参りました。



10代半ばから可愛がって貰ったあの「越路吹雪」おねぇまのトリビュートが迫ってくる。

日生劇場は「越路吹雪」の劇場だったと云っても良いほど、おねぇまの匂いの染みついた劇場。


そこで、越路ファンは勿論のこと、越路を知らない人にも、

越路吹雪を語らねばならない重要なお役が、間もなく。

日生劇場の「越路吹雪」は近寄りがたい伝説だらけの大スター。


私が、可愛がって頂けたのは、日生のお隣のかなり古い東京宝塚劇場時代。

好きだった。何故か好きだった。訳は未だに解らないけれど好きだったおねぇま。

24時間くっついていたかった。

母親のスカートの影にすっぽりと隠れながら、片目だけ見ている女の子。

そんな感じだったのかも知れない。



「お嬢ちゃま、お嬢ちゃま」ってみんながチヤホヤするのが当たり前の新派から、

他人のメシを食わせに、母に出されて来た私だ。

歌舞伎など業界では、そう云う子を「邪魔ッ子」と呼んだ。

一心に勉強に励んでいる役者を追い抜いて、何にも出来ない七光りッ子が上に出る。

そう、私は邪魔ッ子出身者に他ならない。

ライバルも居たのだろうけれど、そんなことも知らずに来た。


ある時、   ビックリするほど前のこと。

母が東京宝塚劇場で「東宝歌舞伎」に出ていた。

長谷川一夫先生の相手役だ。

長谷川先生の宝塚を出たばかりのお嬢さま、長谷川秊子さんと私も出ていた。

どっちが上でもマズイ。そこで二人同じ楽屋に入れられた。

それは、私にとって何でもない出来事だった。

さあ、ところが、母の出ていない新派に、何故かこの私の役があった。

生意気にも両座、掛け持ち出演。さてとそこで、皆が困った。

私の入るべき楽屋がないのである。

松竹には「部屋子」と云う制度があって、有名人の邪魔子は、

親の楽屋に一緒に入れて貰うのだ。抱えて貰うのだ。

さあ、その親の母は東宝へ。

そのトレード要員で、越路さんが新派の演舞場の舞台に出演していた。

さあ、掛け持ち邪魔子さん、演舞場には楽屋が無かった。

「いいよ。良重と一緒で。」とスペシャルゲストスターが云ってくれた。

そして念願叶って、おねぇまの部屋に鏡を並べた。



宝塚の楽屋から演舞場に入った私に「大変だろう?対抗意識でサ」

「アンタと違って、秊子ちゃんは宝塚で揉まれてるから大変だろう?」

初めて、知った。対抗意識ってものがあるんだ!って。

そう云えば!うん!なるほど!

私が2センチのイヤリングを付けると、翌日、秊子ちゃんは4センチになる!

私だって6センチのを持ってくる!夜の部、彼女は9センチになる!

とうとう耳から下がって、肩の上に乗るイヤリングを二人共につけていた||


「競争心燃やされるとね、つくづく疲れるからね、私に気なんか使わないで、

足でも何でも投げ出して、好きにしてて良いよ」

「初めての、それも、かなり手強いライバルに出逢って、
生まれっぱなしの、この良重も参ってるに違いない」って。
そんな、そんな、そんな優しさで包んでくれたんだった。

こんな、ノンビリとのほほんとして見えるおねぇまでも、

宝塚の時代から、戦いに明け暮れてくたのだろう。

だからこそ、まるっきり無知としか云いようのない私を、
可愛がってくれたのかもしれない。

そんな、大事な大事な宝物の「おねぇま」を語り伝えなければならない。

お客さまを楽しませ、私がとりこになったように、
とりこにしてしまわなければなければならない、

至難のワザの役割だ。

「花影の花」大石内蔵助の妻「りく」これは立派な大役だ。
1人芝居と云えども、大ドラマの中の登場人物の1人にしか過ぎない。
そりゃあ、気の遠くなるような大冒険だけれど、りくと云う1人の女になってしまえる。

しかし、でも、しかし、今回、この役は、役なのだろうか?

どうすれば、この世に二人と居ない「越路吹雪」を伝えられるのだろうか?

私は、私でしかない。役ではない。

逃げ込める、別の女は存在しない。

作・演出の青井陽治先生におんぶにだっこ。その台詞だけで良いのだろうか。

でも、ピーターが池畑慎之介さんが、自信たっぷり、定評のある「越路吹雪」を見せてくれる。

私は、気負わず、難しい事は何も考えず、

淡々とおねぇまの暖かさをお伝え出来れば良いのかな。


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こんな写真が出て来た。
# by funny-girly | 2013-03-31 01:24 | Comments(10)