節分会

もう、節分でした。
もう、1年が経ってしまったんですね。

ヤダ・・・ハヤッ。
あっと云う間に、また巡ってきた節分だけど、
2011《去年》何を着て行ったか何て覚えていない。

今年は年女じゃないので掛け持ちはなく、いつものように、
芝の増上寺さんと浅草の浅草寺さんに行った。

増上寺さんは、檀家でも何でもない。
母の縁で長年のお付き合いなのだ。

川口松太郎先生が母に当ててお書きになった「皇女和宮」
これが、ご縁の始まりだった。

増上寺さんには和宮さまが祀られている。
そんな訳かどうか知らなかったが、
和宮さまのご真筆の掛け軸が出て来た。

アパート住まいで掛け軸には縁がない。
増上寺さんにお返しした。

その内、ご住職が作家の寺内大吉先生になった。
「良重ちゃん、和宮の芝居で全国を回ろうよ。私が脚本を書くから」
なんておっしゃって頂いた。
もう、、、どのくらい前の事だろう?

般若心経を唱えて、福銭を頂いて、枡を持ってお豆を蒔いた。
一杯スポンサーがあって、色々な物も一緒に蒔く。

スナック菓子の袋の角が目に当たらないかと冷や冷やしつつ蒔いている。
今年は、中村玉緒ちゃんに会えなかった。
朝丘雪絵ちゃんにも会えなかった。

ひまわり講の皆さまのご厚意に感謝しつつ芝を後にした。

浅草に向かう。
急に景色が、雰囲気が変わる。

学校に行っていた頃、浅草は行ってはいけない場所に入っていた。
お婆ちゃんが云った「人が大勢いて危ないから」

銀座育ちの私だったが、浅草に入った途端に何故か「懐かしい」って感じるのだ。
何なのだろう?何故?どうして懐かしいって感じるんだろう。
日本人の、東京人の何か、原点の一つがあるからかも知れない。

駐車場に入った途端「握手」って手を引っ張られる。
手帳やら、色紙やらが突き出される。

「あ、私、芸能人なんだわ」って思い出す。

そして控え室に通されると、芸能人ばかりなのだ。
皆が、人生の先輩を立てている。
ここにいると自然にそうなるのだ。

内海桂子師匠は今年90才。
私よりもお元気だ!!!

綿入れのチャンチャンコを着ようかしら、可笑しいかしら?
「来て下さい!」って思わず云ってしまった。

般若心経の中、枡を渡される。お豆しか入っていない。
思いっきり投げられる。
一番前に、猫チャンを3匹、肩に乗せた男性がいる。
猫チャンに豆があたらないように急に気にする。
その隣には、黒の三つ紋の紋付きを着た、茶色のワンちゃん。
これ又、ぶつけないように、しかしワンちゃんの乳母車には、幾つか入るように蒔いた。

浅草・・・良重から八重子に変わった町、浅草・・・

襲名の色々なキャンペーンの中、
「水谷良重って一体どこに消えてしまうの?」って想いで一杯だった。

それが、浅草、浅草寺のお練りをしている時、浅草の人達の「八重ちゃ〜ん」って声を、聞くうちに
「私は八重子になったんだ」って、初めて思った。
疑問がかき消えた。

二代目・水谷八重子はここから生まれたように思う。

・・・このまま、ここから、真っ直ぐには帰れない。
大黒屋の真っ黒な「天丼」を食べなくては・・・

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ずっと付き合ってくれた新派の矢野淳子ちゃん・・・

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食べ過ぎて苦しくって!とこんなお顔・・・

舟和にも寄ってデザートをして帰った。

玉川スミ師匠、体調を崩されて、お目に掛かれなかったのが淋しかった。
Commented by at 2012-02-04 22:44 x
舞台以外の場面でもお洒落というのか、粋ですね。文章も憧れます。八重子さんみたいになりたいです。
Commented at 2012-02-04 22:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by funny-girly at 2012-02-05 01:08
紫さま
お誉めに預かって痛み入ります。素直に嬉しいです。やはり誉められるって云うのは。有り難うございます。また、このブログ、覗きに来て下さいませね。
Commented by funny-girly at 2012-02-05 01:28
lenileさま
仰有るとおりです。ずばり言い当てていらっしゃいます。
「今、その賑やかさが、かえって切なさを伴う」
そんな郷愁?を、思い出を誘ってしまう町なんですね、浅草!

そして、あの人も。
物凄く早いベルトコンベアーに乗せられて、何も見るヒマもなく、、、走って、走って、走って、、。
ふと我に返ると、何だったのだろうと自問自答に入る。これで良いのかと
迷いに迷う。

私は迷っても仕方ない、それしかない。他に道のない道に歩み出したのだから仕方ない。ゴールなんてない、生きている限り、戦いが続く。
何と闘っているのか解らない。時代の波に流されつつ、戦っている。

でも、他に道を望めるかも解らない人は、、、天から授かったモノの重さも解らずに人生をさ迷うもの。より良い道を探すのは当たり前かも。
早く「求められている幸せ」に感づいて欲しい。
      寒い寒い・・・立春
Commented by みなせあやこ猫〔みゅん〕と子猫 at 2012-02-05 06:20 x
増上寺にも、いかれたのですか。来年は増上寺にも、おうかがいして、「八重ちゃーん」って、猫と絶叫します。大黒屋さんの天丼は、見た目濃い味みたいですけど。おいしいのですよね。5時すぎ、にゃんこは入店できないので「雷門の猫ちゃん」したあとは、目の前の三定さんの3階で大きい提灯を見下ろす位置で、にゃんこたちとお膳を囲みました。また来年もよろしく、お願い申し上げます。
Commented by かず at 2012-02-05 11:19 x
ご無沙汰しております。
この間新年を迎えたと思っていたらもう節分も過ぎたのですね。ほんと日が経つの早く感じます。
昨日八重子さんのお芝居では無いのですが大阪の新歌舞伎座で舞台の撮影をさせて頂き、あまりお芝居を見る機会が少ない僕は撮影しながら役者さんの演技に感動いたしました。次回機会がありましたら是非八重子さんの舞台を見にいきたいと思います。
Commented by ヴェロニカ・ハメル at 2012-02-06 03:08 x
お久しぶりです。
「コウジョ」という言葉を聞くと、「皇女」ではなく「控除」かと思ってしまう、確定申告の季節がまたやってきましたね。うんざりです(笑)。
八重子様、8月に皇女和宮と共演なさるんですよね(笑)。映画と舞台で和宮を演じた事がある、あの若尾文子さんと、新派の名作「明日の幸福」で共演なさると聞きました。楽しみです。
「東京物語」は残念ながら拝見出来ませんでしたが、「
華岡青洲」、スイートベイジルコンサート、そして「明日の幸福」は、決して見逃しません。
 「華岡」は、今回新人公演(花形公演ていうんでしたっけ?)の方も拝見しようと思ってます。
Commented by funny-girly at 2012-02-06 11:31
みなせあやこさま
増上寺さんは浅草寺さんと違ってかなり高いところから蒔くのです。
いわゆる、客席が遠いのです。
良いですね。雷門猫の後、ニャンコ達とお膳を囲みました。
何て!良い光景でしたでしょう!
Commented by funny-girly at 2012-02-06 11:36
かずさま
女達の忠臣蔵ですか?大ドラマティックだったでしょう?
1月の新派は、ゆっくりと昭和28年の時が流れて、父が母が子供達が、
それぞれに暮らしている。戦争の悲惨さが、3.11と重なり、山田洋次監督の人間愛にヒタヒタっと触れる素敵な芝居に出逢えました。
Commented by funny-girly at 2012-02-06 11:40
ヴェロニカ・ハメルさま
お元気でした?そう〜節分〜確定申告〜サクラ〜誕生日〜華岡清州の稽古〜明日の幸福〜麦秋・・・さあ、秋は何処にSTBを入れましょう!
Commented by かず at 2012-02-06 15:58 x
女たちの忠臣蔵でした。

山田洋次監督の人間味の表現温かいですもんね。素敵な作と出会えて良かったですね。これからもご活躍期待しております。
Commented by うらら at 2012-02-15 01:15 x
わぁ~大黒屋の天丼に目が釘付けです!

舟和にもお寄りになられたとか~(納得です)

Ryuさんへの想いを呟きたくてお邪魔しましたのに・・・
ついつい~

食欲と恋心は、意外や相似しているものなり。。かな?


Ryuさんは、もしかしたら
ギアーをトップに入れたまま走り続けてきたのかもしれませんね!

コーナーを曲がるには、減速しなければ・・
方向転換するにはバックも・・

いつも真っ直ぐ前を見据えて直進し続けてきたのかも。。

生まれもっての天分と、
音楽へのひたむきな探究心が、
今のRyuさんを作ったことは、確かだけれど、

きっと、
もっともっと、魅力的なアーティストになる道程が、
これから始まっていくのではないかと。

その為の内なる模索の時間が、今与えられたのだと思う
(内面の一人旅を~)

Ryuさんは、確かキリスト教徒~

彼の信じる神様が、慈愛をもって彼に与えた「時間」~

そんな風に思えてならないのですが!

Commented by funnygirl at 2012-02-15 10:53 x
うららさま
果たして、リュウさんだけの問題でしょうか?事務所全体の問題もあるように感じております。大きくなりすぎて、所帯を縮小する必要が出たのかも。それと彼のコーナーの曲がり角が一緒になったのかも知れません。自分中心に回って欲しい事務所、でも、他の方にも人手を取られてしまう、、、いろいろな悩みが重なったと思います。増崎さんの活躍。グラミー賞を取った松本さんの活躍等々。
とにもかくにも、ヒットを出さなければならない世界。
売れる商品を作る事務所。何とか、早く大きなヒットが出ることを祈りましょう。仏教もキリスト教も変わりはありませんわ。
私もキリスト教の学校で育ったのですもの。
by funny-girly | 2012-02-04 22:08 | Comments(13)

水谷八重子 タワゴト
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