稽古だ、稽古だ、お稽古だ。

昨日、大つごもりの読み合わせをしました。

スケジュール表には、「本読み」と良く書かれていますが、「本読み」は、作者とか演出者が、脚本を、こう云うイメージで演じて欲しいと一人で、脚本全部を読んで、出演者に聞かせることで、それぞれのセリフをそれぞれの出演者が読むときは、「読み合わせ」と云うんです。芝居業界では、そのように使い分けされて教わって来ましたが、シャープの電子辞書「広辞苑」では同じ意味になっています。、、、、世の中、変わったんかしら?

久々に、、本当に久々に、安井さんの石之助を聞きました。

耳に、心地よいトーンでスイッと出てきて入ってくる。遊び人の石之助の粋な江戸弁が、気持ちいい。

荒立ち、、、、立ち稽古なのだが、まだ台本片手で、位置を決めながらセリフを云う。
上がり框(あがりがまち)にひょいと腰を下ろして、貧乏徳利(びんぼうドックリ)片手に、仕事師の頭相手に、無駄口を叩く石之助のカッコ良いこと!

「ウン、ボクやるよ」って、簡単に引き受けてくれた安井昌二先輩に大、大感謝!!!

5年前に、初めて「大つごもり」をやって、2回目から参加してくれたお嬢さん、小島 彩ちゃんは、5年生なのに、小さな男の子の役にぴったりだった。彩ちゃん背があんまり伸びないでいてくれたのね、、、と去年は云っていたのに、6年生の今年、スックと伸びた。これからは1年1年大人になって行く、、、変わって行くんでしょうね。

石之助の父親役、柳田 豊先輩も素敵だ。芝白金台町の大地主だ。

現代語訳の読み手、内田まどかさん、、、メチャ明るくて可愛い。東京ッ子の癖に、ちょとなまる。言葉監修の渡邉先生が、アナウンサーとしてのノウハウをまるで弟子のように教え始めた。丸い目をクリクリさせて必死に聞いている。将来大つごもりに参加しておいて良かったな、と、思ってくれるに違いない。

私も、この「大つごもり」を生み出した樋口一葉先生の原作の言葉を大事に大事に伝える役目を、きっちりと努めたい。

さあ! 今日も稽古だ。頑張るぞーーーー。
by funny-girly | 2007-12-06 11:19 | 芝居

水谷八重子 タワゴト

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