四年になりました。
衝動的に「大つごもり」をやり出して、、。
やっと、やっと、やりたいことが分かったって感じです。

結構、稽古を積んで来たのに、やはり、気が散っていたんですね。
みんなよりも、出遅れの感じで焦って、初回の舞台に立ちました。

あの、天がブッチャケッチャッタ感の大雨!
その中を、お客さまが、いらして下さった!と、思ったら、胸が詰まってしまって、、、。
何をお話ししたのやら、ともかく、この感謝の気持ちを、と、
、、、ああ、、言葉ってもどかしい。

焦らない、焦らない、、、と、自分に言い聞かせつつ、
本を開いて、朗読に入りました。
読み出してみて、上がりまくっている自分にびっくり。ショック!
心配した「現代語訳」を山吹恭子が、
淀みなく、嫌みなく、すーっと読んでいる。
落ち着いた自分を取り戻さなければ、、、。

そして、芝居「大つごもり」の、主役、おみねの瀬戸摩純が登場。
一年やっていなかった(一つ年をとった)のに、
何て純な、ピュアーな若々しさなのだろう!
転んだおみねに駆け寄る児玉真二の、
宇太郎も、気持ちの良い江戸弁が暖かい。
難しい石之助役の鈴木章生が加わった。
三人の何ともいえないハーモニー。

馬鹿みたい、私って。
身内をベタほめしているなんて。
でもね、云いたいんです。言わせてください。書き残したい。

ベテラン伊藤みどりと、ダブルキャストの、矢野淳子が、
娘のお産を夜通し手伝って帰ってきた、御新造さんを、
今までで一番良い出来、ただの意地悪、ヒステリーじゃない。
お産の神経疲れで、おみねにあたる。よく出ていました。

父親と、ぐれた息子とのやり取りに、肉親の情が感じられたのも今年。
、、、なんて、ちょっと天狗になりすぎかしら?

貧乏な叔母さんが、おみねを訪ねてくるところで、
お客さまのハンカチが見えた。嬉しかった。

これも、新派文芸部の成瀬先生が、
朝に晩に、稽古、駄目だし、稽古、駄目だし、と、
情熱を傾けてくれたおかげ。そればかりじゃない。
 
舞台監督の小柳津さん、音響の田中さん、照明の北内さん、
右肩の骨折を乗り越えて、かつら、自毛の結い上げまで、
頑張ってくれた坂入さん、松竹衣装の増田さん、日本髪の大澤さん、
大つごもりの象徴と云うべき、井戸を作ってくれた金井さん、
井戸の滑車と綱、桶を貸してくれる藤浪さん、

松竹新派担当のプロデューさー松本さんが、
素人プロの私に変わって、稽古場の心配をしてくれて嬉しかった。
いろんな人々に支えられて、初めて「芝居」って出来るもんなんですよねぇ、、、。

最初の大つごもりから、参加して貰った、港区のお嬢ちゃん、
小島 彩ちゃんも五年生になった。
ハスキーな声で、三之助、男の子役が、まだ似合う。(ゴメン)
二役の七つのお嬢さまも、もちろん可愛い(ハスキーヴォイスが色っぽい、ゴメン)

やっぱり、芝居って積み重ね、、、なんですね。
今や一番の売れっ子作家、斉藤雅文さんが、
ずーっといてくれて、打ち上げにも参加してくれた!
これも嬉しかったことの一つでした。

いっぱい新派の公演ををやって、劇団みんな、で、ああでもない、こうでもないって、
いっぱい積み重ねて行きたい物です。
土砂降りの雨の中、いらして下さったお客さま、本当にありがとうございました。
翌日の、空っ風の中を、いらして下さった皆さま、ありがとうございました。
この、コージーな素敵なホールを提供して下さる、キスポート財団さま、、、
どうか末永く、よろしくお願い申し上げます。

ずーっと書けなかった文、グダグダと長くなってしまいました。
by funny-girly | 2006-12-31 03:58 | 芝居

水谷八重子 タワゴト
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